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ワラーチと言えばメキシコの走る民族タラウマラ族のサンダルです。
そんなワラ―チを自作したのですが、本当に走れる代物なのかどうか、試走してみました。



前回からの改良ポイント

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初期製作モデルからは何度か試行錯誤を重ねてこの形に落ち着きました。これでも100%満足ではありませんが、現時点では一番履き心地が良いです。



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親指の付け根から伸びる紐に甲の部分でアンカーを二か所クローブヒッチで結んで先にバックルを付けています。もう一方は足首のホールド感を良くするために、足首で二重に締める仕様になっています。さらに靴ずれ防止で100円ショップのフェイクレザーシートを踵にあてがっています。



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足を通したら足の外側に向かって足首に紐を回します。そして折り返します。



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折り返した紐を、今度は足の内側に向かって足首に回します。そして折り返して、バックルで止めてテンションをかければ、固定&締め付け完了です。


自作ワラーチめんどくさいという人はルナサンダルがオススメです。市販のワラーチでは圧倒的に人気です。某アウトドア展示会でも業界人はルナサンダル率高めでしたし。



実際に走ってみた

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舗装路を走ってみました。このようなランニングを「ベアフットランニング」と呼んだりします。クッションのある靴に慣れてしまった人間の脚に、本来の素足の力を取り戻そうという発想です。

実は走るのは二回目ですが、前回よりも距離を伸ばしまして、改良版ワラ―チで走るのは初です。



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走った結果がコチラ。距離5.8km、平均ペース6分07秒/km。速いペースとはとても言い難いですが、僕なりにはまあまあ普通に走りました。



走ってみてわかったこと

まず、懸念されがちな靴ずれ(ワラーチずれ)ですが、全くと言っていいほどありませんでした。歩きでは出なかったけど、走ったら出るかな~と思ってましたが、大丈夫でした。最適に調整された紐のテンションならば靴ずれ(ワラーチずれ)は起きないようです。

走り方ですが、クッションが全くないので自然とヒールストライクを抑えた走法(フォアフット走法?)になります。踵から着地したら衝撃が半端ないので、無意識のうちに(勝手に)フォアフット(拇趾球)からの着地になります。

そして普通のランニングシューズを履いた場合との最大の違いは、アキレス腱(ふくらはぎ)がかなり痛くなります。かつてない感じで痛みます。そして筋肉痛になります。いままでいかにアキレス腱を使用していなかったのかがよくわかります。

しかし、アキレス腱にダメージが来るかわりに膝が痛くなりません。これはマジです。僕は雑魚なので5kmも走ればだいたい膝が痛くなり始めるのですが、ワラーチではそれがありません。ワラーチランが生み出すランニングが膝に良い走法であることは間違いなさそうです。

ワラーチで走り続ければベアフットランニング、すなわち人類本来の走り方を取り戻せそうな気がします。



おわり
2018年9月13日

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