今は「山ごはんブーム」で色々手の込んだ山ごはんが流行っていますが、僕はちょっと工夫した手抜き飯にすることが多いのです。



手の込んだ山ごはんは大変

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山に材料を持ち込んで、味付けして…という凝った山ごはんを作るのは憧れがありますが、実はこれは大変なことです。

山ごはんに凝るのは良いことだと思いますが、リスクもあります。材料のせいで荷物が重くなったり、調理に時間がかかってしまったり、失敗して食べ損ねてしまったり…なんてこともあり得なくは無いです。

荷物が重いと体力を消耗しますし、調理に手間取っているとタイムオーバーで安全な時間に目的地に辿り着けないかもしれません。料理を失敗してしまって食べれない状態になると深刻なエネルギー不足になります。

料理と山に慣れている人ならいいですが、慣れない人がいきなりマネするのは色々なリスクあるのでは…と思います。



山では調理時間が短いほうが良い

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てなわけで、僕はやっぱり山では短時間で簡単に作れるズボラ飯が良いなあと思うわけです。

ズボラ飯とは言え、腹持ちとカロリーと味はある程度抑えておきたいところです。

腹持ちとカロリーを考えれば、やはり炭水化物ですね。白米か麺類(パスタ、うどん…など)を盛り込みたいところです。

白米は現場で炊くのも良いですが、なかなか手間ですので、日帰り山行ならばおにぎりにして持っていくのも手軽で有効です。

パスタやうどんはその場でお湯で茹でるだけなので間違いなく作れますし、楽です。予め水でパスタを戻しておく方法もあります。

主食を決めたらあとは味付けを考えるのみです。これはアイデア勝負です。調味料、パスタソース、スープの素…等、固定観念に囚われず組み合わせていくと面白いです。白米にパスタソースでも良いですし、パスタにスープの素でも良いですし、うどんに缶詰とかでも合うと思います。



フリーズドライのスープで作る簡単リゾット

フリーズドライのスープで簡単にリゾットが出来るので少しご紹介します。リゾットと言っても、単純にご飯とスープを混ぜるだけですが…(笑)。

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白ご飯は家からタッパーに入れて持ってきました。安上がりで手間無しです。

フリーズドライはアマのフーズの「THE うまみスープ」シリーズのトマトスープとガーリックスープを混ぜて使いました。



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規定の量より少な目にお湯を入れてフリーズドライをほぐしたら、ご飯をドボンです。



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チーズとか入れたらもっとうまそう



混ぜて出来上がり(笑)。

そしてトマトとガーリックの間違いの無いウマさ…。味の濃い薄いはお湯の量で調整しましょう。

このアマノフーズ「THE うまみスープ」シリーズは色々調味料的に使えるのでおすすめです。


このようにとても調理とは呼べない代物ですが、僕は山ではこのくらいがちょうど良いですね。

代表的な簡単系山ごはんと言えば、カップラーメンもあります。でもカップラーメンは意外にカロリーが低かったり(400kcal程度)、量も少なくて腹持ちが悪かったりするんですよね。

なので、僕はこんな風に少し工夫した食糧を持っていくようにしています。