今年流行りらしい、マウンテンパーカーという謎のファッション用語について調べてみた。


山ヤには謎のマウンテンパーカー

今回は(も?)コタツ記事注意(笑)。
冬になるとファッション的な意味合いでの「マウンテンパーカー」というワードをよく見聞きする。しかしなんなんだ?マウンテンパーカーって

アウトドアテイストのパーカー?英語だとジャケットだよね?ハードシェルなの?え?それのこと?それ違うよね??

山をやっている人にはファッションアイテムとしてのマウンテンパーカーの定義が謎で、まさに「山をなめるな」と言いたくなるのではないだろうか!?





マウンテンパーカーとは

ネットでサックと調べると、出てくるコタツまとめ記事。便利ですねぇ。

総括すると、登山用っぽいフードつきのジャンパーらしいw。つまり登山用のアウター全般もファッション的にはマウンテンパーカーになってしまうw。ジャンパーってwww

貴方の持っている夏山レインウェアも、極薄のウィンドシェルも、冬用のハードシェルも、ソフトシェルもなんでもマウンテンパーカーなのだ。ファッション的にはジャンパーなのだ!!

僕はてっきりノースフェイスの「マウンテンジャケット」のような冬用ハードシェルのことのみを指してるのかと思っていたよ…。

この冬はヨレヨレの雨具を「これマウンテンパーカーだから!」と言ってオシャレデビューできるぞ!






マウンテンパーカーを巡る豆知識

マウンテンパーカーを調べているうちに面白い記述を見つけた。どのサイトとは言わないが、ちょっと以下に引用。

「背中部分にジップタイプのポケットが装着されているものもあります。これは山で遭難したときなど、ここから新聞紙などを詰めてマウンテンパーカーの、保温性を高める目的があります」(原文まま)

えっ?

えっ?知らなかったなあ。新聞紙詰めるんや…。

新聞はどこから調達するのかな?山小屋かな?下界から持ってくるのかな?ホームレスかな?

あともうひとつ、マウンテンパーカーをおすすめしているブログで面白いやつを発見した。これもあえて引用元は書かないが…。

そのとあるブログのなかではmont-bellのレインダンサーをマウンテンパーカーとしておすすめてしているんだけど「それマウンテンパーカーじゃなくて雨具やろ!」というツッコミは置いておいて、色々すごい。



旅人から見たマウンテンパーカー

何がすごいって筆者の方は世界一周バックパッキングをしている人でそれなりにアウトドアに精通しているんだけど、記事中身はコタツ記事なのだw

キリマンジャロ、キナバルで酷使しても最高に使いやすいと書いてあるところはいいが、マウンテンパーカーの説明文はレインダンサーの説明というより山用雨具全般に言えるような内容…。なぜこんな書き方?

で、きわめつけは南米ボリビア・ワイナポトシ山(6088m)に登ったことも書いてあるところ。6000m峰スゴいなあと思っていると、両手にピッケル(ダブルアックス?)持って登るとかなんとか、そういう風に書いてある。

おかしいな?と思って調べたらワイナポトシは世界で最も挑戦しやすい6,000m峰らしく、道中テクニカルな技術を必要とすることがなく、最短で1泊2日で登頂可能と書いてあるツアー登山サイトがでてきた(笑)。確かにアイスクライミング体験もあるようだ。てか5395mの世界最高所のスキー場もあるし、4500mまでタクシーでいけるってすごいなワイナポトシ!

話がそれてしまったが…なるほど、この方は山ヤではなく旅の延長で山に行ってる。雨具を雨具としてでなく、マウンテンパーカーと捉えて説明しているから、雨具としてはごく普通の特徴をわざわざ説明しているわけだ。

旅人としては、GORE-TEXの雨具は最高のマウンテンパーカーという見方なのだ。



マウンテンパーカーについてお分かりいただけましたか?

なんでこんな記事書いたかと言うと、僕はオタクなので山道具がファッションアイテムとして扱われるとモヤモヤしてしまうからだ。

しかも呼び名がマウンテンパーカーというわかるようでわからない名前なので余計モヤモヤする。

ファッションや旅人の目線からみたらマウンテンパーカーと呼ばれるものの幅が広すぎる。山をやっている人から見たらそれぞれに用途と名前があるにもかかわらず。

今回は思わずそういう業界に君たちわかってないなーマウンティングする内容になってしまい、反省している。マウンテンパーカーだけにwww



おわり
2019年11月19日

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