アルトラ(ALTRA)・ローンピーク4.0 MID RSMをようやくちょうど良い山で試したので使用感を。

細部レビューはこちら



軽量軽快なトレランシューズ風トレッキングシューズ

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ローンピーク・ミッドをどんな靴かと言われたら「トレランシューズ風トレッキングシューズ」と表現したい。

奥多摩で実際に歩いたり走ったりしてみて、そう感じた。つくりはほぼトレランシューズなんだけど、登山靴の堅牢性もある。アッパーのしなやかさと裏腹に、爪先の補強部はかなり広範囲で安心感がある。走れるけど、ちゃんと足を守ってくれるシューズだ。

奥多摩のような森林限界以下の登山道、トレイル、岩稜がないルートにおすすめ。クライミング要素があるルートにはあまり向いていないと思うが、普通に岩の上を歩く分にはフリクションも十分効く。

ちなみにRSMはRain=雨 Snow=雪 Mud=泥のことで、まさにそれぞれが混在する路面コンディションで快適に使える。ラッセルとまではいかない低山の雪、雨、泥の跳ね返り…そんなコンディションでも、ミッドカットなので靴の中に水、雪、泥が入ることははない。


動画ではソールやアッパーの柔らかさなどを確認できる。



どういう人におすすめか

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  • スピードハイク志向
  • ガチガチに足を固められるのが嫌
  • 登山靴では足にストレスを感じる
  • 悪路や悪天候、冬も快適に歩きたい
  • アルトラのゼロドロップが好き
僕は上記が全て当てはまった。元々アルトラのトレランシューズで山を歩き始め、すっかり気に入ってしまったので、同じような構造で、かつ防水で雨雪の侵入もしにくいハイカットタイプの登山靴が欲しかった。

厳冬期用の靴を除き、ライトアルパインブーツしか無かった僕は冬の低山でもガチガチに足を固められるのが嫌だった。足にストレスがなく、ずっと履いていられるような靴、それがローンピーク・ミッドだった。





締め付け感から解放される

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ローンピーク3.5(ローカット)を既に持っているのでフットシェイプトゥボックス、つまり幅の広い爪先の型は慣れていたが、やはり心地よい。実際に山を歩いてみるとそれをより強く実感。今までの登山靴ではどうしても足の小指が当たり、足全体の締め付け感があった。

窮屈さが無いのに、足の甲から足首まではしっかりとシューレースでホールドされ、不思議なことに足が中でズレるようなことはないので絶妙なフィット感。サイズ感は他のアルトラと比べてハーフサイズ大きめだが、トレッキング用の中厚ソックスを合わせれば違和感はなかった。

僕は学生のときから登山靴は登山から降りたら脱いでサンダルに履き替えて足を解放させるものだと思ってきた。でもこのシューズならそのまま履きっぱなしでロードや街を歩いても全く疲れない。

本当はトレランシューズで歩きたいけど、トレランシューズではちょっと不安なコンディションのとき、僕はローンピーク・ミッドに頼るだろう。




おわり
2020年3月2日

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