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カチカチツルツルの路面を安心して歩くためのアイテムをご紹介します。
先日関東では大雪が降り、1月28日現在でも日陰では氷が残っています。しかも関東では2月1日(木曜日)も南岸低気圧により、また雪の恐れもあります。


凍結した路面におすすめ簡易滑り止め


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滑り止めの裏技として「靴に輪ゴムを巻く」「靴裏に絆創膏を貼る」というのが話題になったみたいですが、絆創膏は少し歩けば剥がれてしまいます。輪ゴムを巻くのはお手軽で良いかも知れませんが、どうせゴムを巻くなら同じ手軽さで良いものがあります。その名も「ノルディックグリップ ミニ」

ノルディックグリップには「ウォーキング」という足裏全面に装着するタイプもありますが、個人的におすすめなのはこの「ミニ」です。




取り付けが簡単、持ち運びもコンパクトなのが良い


ゴムを延ばして足の先に巻くだけですので、輪ゴムを巻くのと同様に簡単に取り付けができます。

専用ケースがありますのでコンパクトに持ち運びできますので、都会でちょっと凍結した箇所を通行する際に使用する分にはとても便利。

また、寒さに慣れている北欧ノルウェーのブランドですので、製品設計にも安心感があります。

サイズはSとLのツーサイズですが、女性向けの爪先が尖った靴ならS、スニーカーなら男女関わらずLがいいでしょう。




登山でも使える!?


登山用アイゼンとは違って巻いて取り付けるだけなので、メーカーとしては登山には向きは謳ってませんが、僕個人としては冬山のアプローチでよくある凍結した林道歩きなどにはぴったりです。冬の南アルプス林道や、釜トンネルから上高地へのアプローチの際には重宝すると思います。

なにより、チェーンアイゼンより軽量コンパクトなのが有り難い。

サイズはLならご覧のように重登山靴(ウィンターブーツ)にも装着可能です。

実際に着用した感触ですと、斜度が大きい道だと足の前面で踏ん張ってしまうため、ズレてきて、最終的に取れてしまいます。

薄く凍結した平坦な林道で、アイゼンを出すのは面倒くさいけど、ツルツルした地面に気を取られながら長時間の歩行は気が滅入る…というときにはピッタリ。

僕も年末の奈良田(南アルプス)から13キロほど林道歩きをしたことがありますが、ただでさえ退屈でストレスフルな林道歩きなうえに、路面がツルツルで思うように歩けないと精神的に疲れます…。

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使用には注意も必要


この「ノルディックグリップ ミニ」は足裏全面を覆う滑り止めではないので、かかとから着地すると滑ってしまいます!

登りで踏ん張ると徐々にズレてきて取れてしまうこともあります。

凹凸が激しい路面ではズレに注意です。

※登山用ではないので、登山で使用する際は自己責任でお願いします

しかし、コンパクトで確かなグリップ力を持っていますので、もしもの時の緊急用や、冬山登山のアプローチ林道ハイキングを楽にするアイテムとして、一つ持っていても損は無いと思います。

1月28日