「登山なんて、なんの役に立つの?」そう言われても胸を張って答えられるように…。
登山をやっていると人生のあらゆるシーンで役に立つと思うんです(笑)
ええ、全部僕の持論です。


就職に有利なはずだ

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登山をやっていると就職に有利なはずなんです。
パーティ登山論。」でもパーティを組むことのメリットを言いましたが、山登りにおけるパーティとは企業の縮図であり、企業内のチーム似ています。すなわち、パーティを組んで登山をすることを理解していれば、会社に就職した後も、チームプレイをいかんなく発揮して、組織の中で重宝される存在になるわけです。たぶん。


仕事の遂行と登山の遂行は似ているゾ!


どんな企業でも目的があります。それは単純に、そして一般的に言うと「利潤最大化」です。
そのために各部署、各チームがさらに細かい目的を持って仕事に取り組みます。

たとえば、とあるメーカーで、とある製品開発のプロジェクトがあったとします。プロジェクトの目的はズバリ新商品開発とそのセールスプロモーションまでです。まあようは「作って、それを売れるようにする」ということとします。そのプロジェクトメンバーには、マーケティング部門がいて、営業部門がいて、開発部門担当がいて、宣伝部門がいるなど、各方面から集まったものとします。それぞれが役割を持っていますね。当然リーダーもいます。リーダーは全体を見回し、各部門が滞りなく役割を果たしているか確認し、それぞれの部門の橋渡しもやりつつ、最終的な決断を下すものです。

え、これって登山にそっくりじゃないですか…?

登山のパーティの目標はざっくりいえば「登って、安全に下山する」です。メンバーにはいろいろな役割があることは「パーティ登山論。」で述べましたが、その目的遂行のためのメンバーの動き方は企業のチームとほぼ同じと言えるでしょう!

登山も仕事もリスクマネジメントだ!


そうなんです。登山も仕事もリスクを回避して目的を達成する。そのためにどうやってチームをマネジメントするか、ということなのです。

新製品開発のプロジェクトチームでは、常にコストや、売れなかったらどうしようという、リスクが付きまといます。売上をあげるための新商品開発が、会社に赤字を出す材料になってしまったら本末転倒です。

登山も同じです。登頂することが目的なのにそこで遭難することは許されざることです。

新商品開発プロジェクトでは、段階的目的を設定しつつ、「新商品を開発して売れるようにする」という最終目的を達成するでしょう。そのためには計画(地図)が必要です。そして今自分達がどこにいるかを常に確認しつつ前に進みます。

地図を見ながら自分達の位置を把握し、次の場所に行くまでにどんな障害があり、そのためには何が必要かか考えるのは登山も同じです。

つまり、行く先にどんなリスクがあるか把握し、それに対処していくのは仕事も登山も同じなのです





登山パーティのリーダーは良きマネージャーたれ!


登山パーティのリーダーは仕事のリーダーであり、管理職(マネージャー)です。僕の持論ですがマネジメントとは全体を見透すことかと思います。

仕事でも、マネージャーは個々のメンバーが何を考えているのか、を理解しているべきであり、適材適所に役割を配置し、最大の効果が生まれるように工夫をするべきだと思います。

登山でも同じで、リーダーは個々のメンバーの取り柄を理解し、隊全体が一つの生き物のように滑らかに動くべく、考えなければなりません。

コミュニケーション能力も求められますし、なによりもメンバーとの信頼関係をどう築くかということも問われます。メンバーに不平不満を抱かせてしまうと、うまくことが進まないのは仕事も同じではないでしょうか。



ちゃんとしたマネジメントを知りたい人はドラッカー読んでね。


就職に強いはずだったが…

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私の場合、こういう山登りのことが社会に出て活かせるといことを知ったのは就職活動が終わってからであって、就活自体はてんで失敗でした。

なんというか、僕の場合、いざやってみれば土壇場でリスクマネジメント的発想が生まれることはわかったんですが、結局山という非日常の場に居ることに慣れてしまうと、日常にそれを応用しようという発想に至らなかったようです…。

特に、実際に働く前の就職活動の段階でそんなことに気付きませんでしたね。あとから仕事やってみて、「あれっ、これって山登りを応用できるじゃん…」みたいな感じでした。

まあ、何が言いたいかというと、就活に強いかどうかは自らの体験をいかに相手に伝えられるかどうかなので、経験の質が良くても伝え方がクソだとダメですね(笑)


結論:登山をやってると問題解決能力が養われる


でもパーティ登山のマネジメントにしろ、リスクマネジメントにしろ、問題解決能力というものは養われると思います。

何かアクシデントがあっても、何を最優先にすべきか考えられる癖がつきます。

登山は非日常であり、最悪の場合命の危険をおかす活動です。そのなかで無事に目的を達成するには「考える」という行為をしつづけるのは必須です。その結果は「考えてなかった」ときに死ぬのですから。

8,000m峰全14座を日本人で初めて征した、竹内洋岳氏も「登山は死ぬイメージをいかに出来るか」と言っています。
http://www.cw-x.jp/conditioning/story/16_post-10.html
死ぬイメージ、シチュエーションをいかに想像し、考えれば、その逆のパターンが活路となります。「想像してませんでした」じゃあダメなのです。

長くなりましたが、登山が人生にどう役に立つかというと、「問題解決能力が高まる」ということでしょう。これが僕なりの結論です。

しかし、登山をやってるいると、下界の小さな出来事は大抵問題では無いと認識するようになってしまいます。お金がないとか、食べ物が不味いとか、家が狭いとか…不便ではありますが、問題ではないように思えてきます。健康に生きられればいいんじゃないかと、死なないならいんじゃないかと。

こういう風にあらゆる日常で許容値があがってしまうこと自体が「問題」なのか、はたまたこれもまた、登山をやってて人生で役立つことの一つなのかはまだ僕にはわかりません(笑)

2018年2月7日