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登山をしているとトイレが無い場所に限ってトイレに行きたくなった経験ありませんか?登山のトイレ問題、経験者に教わった人はまだしも、これから登山を始める人にとっては地味に大きなハードルではないでしょうか...?
僕のなりの山のトイレとの向き合い方をご紹介します。


「お花摘み」と「雉打ち」


山登りをする人の間では昔からトイレに行くことの隠語が使われいます。それは「お花摘み」「雉打ち」です。

いまどきそう言う人も少ないかもしれませんが、僕はこれは良くできた隠語だなあと思います。まず、「お花摘み」ですが、これは女性のための隠語で、「お花を摘んできます」というとトイレに行くことを意味します。なぜならしゃがむ姿がお花を摘んでいるようだからです。なんとも美しい言い方に変えてますね。でも国立公園内や私有地の山で本当にお花を摘むのは植生保護上NGですが…。

「雉打ち」は男性の大きい方のトイレです。こちらもしゃがんだ姿が猟師が雉(鳥のキジです)を鉄砲で狙う姿に似ているからですね。勇ましい表現をするなあと思います。実際は全然違いますが。

なんでこんな話をするかというと、山の中で「したくなってしまったら」野にそのままするしかないということは今も昔もかわらないと言いたいからです。

しかし、近年では自然保護の観点から基本的にはそのような野外でし尿を垂れ流すことはNGです。



事前にわかっているときは、なるべく携帯トイレ等を持参


最近は「携帯トイレ」が普及してきました。トイレの場所が確保できない山や、登山者が異常に多い山、雪などで大便が分解されない山に登るときは、あらかじめ携帯トイレを持参し、自らのし尿を持ち帰るのがマナーです。



利尻トイレブース

数年前に北海道の利尻山に登った際は、携帯トイレブースがところどころに設置され、中にある仮設便器に携帯トイレを袋状にセットし、用を足しました。写真後ろの小屋がトイレブースです。ちなみに写真の男性は僕ではありません。



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また、11月の冠雪した立山室堂ではテント泊の人向けにバスターミナルで携帯トイレを販売しています。また、携帯トイレの回収ボックスも設置されています。11月に雪の中で大便をすると5月以降の雪解けまでずっと冷凍保存され、土に還るのが遅くなりますし、雪解けしたら人のうんこが出てくるって最悪ですよね。

良心的な登山用品店なら携帯トイレを販売してます。うんこをザックに入れて持ち運ぶことになりますが、自分のですし、慣れれば気にならないですよね?

このように事前に携帯トイレが必要な場所での垂れ流しはNGではありますが、予想外のどうにもこうにもならないことはあります…。そういう場合は暗黙の了解でみなさんやっているのが実情です。





これは登山用品店でよく目にするタイプの携帯トイレ。



これは立山で販売されているサニタクリーンの携帯トイレ。中に液体が固まって消臭してくる物質が入った袋があり、それを和式便器のように「器」状にセットし、中に用を足します。そしてあとは袋口を縛って、付属しているジップロック的な袋に封印します。



僕の野クソの流儀


えー、いきなりダイレクトな表現をしました。僕なりのどうしても外でお腹が痛くなって、かつ回りにトイレはなくて、携帯トイレも持っていないときのルールをご紹介。
人間の腸には大腸菌がいますので、大量にし尿を河川に流れるのは良くありません。よく山には「みんなの水源を守ろう」と看板があるように、麓の街の飲み水になっていたりします。また、山では「水場」があるところがあります。そういうところの上でやってしまうのも絶対ダメです。

なので、なるべく影響が少なそうな水源とは反対側の谷側でするようにします。

あと登山道からはなるべく離れます。漫画『岳』の主人公、島崎三歩さんは100m以上離れると言ってましたが、そこまでは出来なかったりしますので、出来る範囲で離れます。もちろん遭難しないように、登山道に戻れる程度にするのは大前提です。

そして、場所を見つくろったら、穴を掘ります。なるべく土壌のバクテリアさんに分解してもらいやすくするためです。

穴を掘るときに地味に大変なので、ショベル・スコップ的なものがあると便利です。木の枝とか、足で掘ってもなかなかはかどらないし、うんこは顔を出し始めているし、ここはぜひともサクサク作業して先に進みたいステージです。

このような緊急事態用のミニスコップが販売されているんです。まあ、非常時しか使いませんが、僕にとっては登山の隠れた相棒的存在です。











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ちなみに僕は“MIZO(ミゾ―)”のMOG(モグ)を使っています。

使用したトイレットペーパーは持ち帰るべきなのですが、なかなかそうもいかないので、その場でライターを使って燃やしてしまいます。

燃やして灰にすることでバクテリアが分解しやすくなるのかどうか、僕は実は知りませんが、生のペーパーより水分等も抜けて体積も小さくなるし、分解しやすくなるのではないかと信じております。このときは絶対に山火事注意です。確実に鎮火しましょう。

で、最後に土をかけて埋めます。最終的な鎮火はこの作業でやりましょう。湿った腐葉土にうんち、灰と化したトイレットペーパー、さらに湿った腐葉土…という順番で山の中に封印します。

僕は大学一年生のときに人生初の登山でお腹を壊し気味で二度も外でうんこをしましたが、今述べたやり方を強要され、今はそれになれてしまっております。

僕は先輩がたに教わったやり方でやっていますが、皆さんはいかがでしょうか。

いろいろ意見がありそうで炎上したら怖いですが、みなさんの環境との向き合い方もぜひ聞いてみたいものですw


おわり

3月4日




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