何度山に登ってもその都度「何を持っていくか」「何を着ていくか」という課題に多かれ少なかれ直面します。実際山に行くと「ああ、これはやっぱりいらなかった」とか「あれは持ってくるべきだった」ということもあると思います。それは時に大きな問題に発展することも。僕が3月の谷川岳に行ったときを例にとって、その装備をご紹介します。



ウェア類は厳冬期仕様+気温上昇を加味


ハードシェル

“Marmot (マーモット)”
“Alpinist  Jacket (アルピニストジャケット)”




厳冬期から残雪期までのオーバーヤッケはこちらです。可もなく不可もない典型的雪山用ハードシェル。アウターがこの一着から変わることはありません。
GORE-TEX PRO-SHELL使用。スノースカートは外して使ってます。



パンツ(オーバーパンツ無し)

“finetrack (ファイントラック)”
“フロウラップパンツ”





今シーズンから使用しています。厳冬期のよっぽど厳しいコンディションでなければ、オーバーパンツ要らずで、このパンツだけで家から山頂まで過ごせます。寝袋の中でも履きっ放しです。とにかく快適。

フリース

“The North Face (ザノースフェイス)”
“マウンテンバーサベントジャケット”



通気性が良い構造のため、保温性がありながらも蒸れにくいフリース。首までモコモコに覆われているので、アウタージャケットの裾からすきま風が入らず、暖かいです。
単体で着るとスースーしますが、防風シェルと組み合わせると真価を発揮します。
11月~5月の北アルプス、12月~3月のその他中級山岳と幅広く使用できます。



ベースレイヤー

“mont-bell(モンベル)”
“ジオラインEXP. ラウンドネックシャツ”




汗をかきやすい3月など残雪期はウールではなく、化繊のベースレイヤーを選んでいます。
保温性より速乾性重視ということです。
ウール自体は保水による保温性の低下は少ないですが、やはり速乾性は化繊が一番だと思います。


“Smart Wool(スマートウール)”
“メリノ150ベースレイヤーボトム”




厳冬期は厚手のメリノウールのタイツを履いていますが、残雪期だと暑くなるので、薄手のメリノウールタイツを選んでいます。
薄手でもメリノウールな十分暖かく、ずっとはいていてもチクチクしません。

防寒着

“WESTAN MOUNTAINEERING (ウエスタンマウンテニアリング)”
“フラッシュジャケット”



圧倒的に暖かく、軽いダウンジャケット。
「着るシュラフ」という感じなほど、よく膨らむので、シュラフを3シーズンにして、こいつで防寒を補っています。



“MILLET (ミレー)”
ダウンパンツ

こちらもシュラフの防寒性を補う形で使用しています。テント内での快適性があがります。



“MAGIC MOUNTAIN (マジックマウンテン)”
“エレファントット”





雪上テント泊では必携のテントシューズ(象足)。マジックマウンテンのものはゲイター的なものが付いており、履いたままテントの外に出ても、裾から雪が入ることはありません。



テント、シュラフなど、居住関係は3シーズン用


シュラフ

“ISKA (イスカ)”
“AIR 450(エア450)”



シュラフは3シーズン用。寒かったら防寒着のダウンジャケット、ダウンパンツ、ダウンシューズで補います。この時期になるともう厳冬期シュラフはちょっと大げさだし、嵩張りますので。イスカのシュラフは優秀です。



テント

“エスパース”
シングルウォール吹き流し入り口5人用



団体装備(共同装備)のテントです。
一応4人~5人用ですが、冬は荷物が多いので3人までの山行で使用しています。
本来は外張りをつけるタイプですが、貰い物のため外張りは持っておらず、シングルウォールテントとして使用しています。雨の心配がない春山なら使用可能。外張りなしでも厳冬期の八ヶ岳、南アルプスで使用しております。



番外編:ギア類


スコップ

“Black Diamond (ブラックダイヤモンド)”
“ディプロイ3”




今回持ってきて良かったのがスコップです。必要なことが予想されるときは持っていきますが、残雪期などは持ってくかどうか迷います。避難小屋を掘り起こしたり、テント場の整地には絶対必要なので雪がある時期は必携ですね。
ちなみにワカンは持っていきませんでした。ストックがあれば雪上歩行は問題ないでしょう。

サングラス

“SPORT EYZ(スポーツアイズ)”
“ロールアップサングラス”




春山は日差しの照り返しがえげつないのでサングラスは必携です。日焼け止めも同様です。

まとめ


やはり3月になると日中の気温上昇により汗をかきやすいため、ベースレイヤーは薄手のモノ、化繊のモノを選びます。それ以外は厳冬のものと同じにしました。ワカンは要りませんが、積雪が多い地帯でテント泊をするならスコップは必携ですね。
シュラフは3シーズンですが、防寒着を組み合わせることで、寒さを緩和しています。これでもトータル重量は厳冬期用シュラフよりかは軽くなりますし、嵩は減ります。
今回の紹介した装備はごく一部の例ですので、参考までに。
実際は、山それぞれのそのときのコンディションを見極めた装備選びが重要だと思います。



おわり

2018年3月23日



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