2015年4月26日に谷川岳のお隣の山、白毛門(しらがもん 1720m)に日帰りで行った時の記録です。
上越の山には守門岳のように「門」が付く山が目につきます。まさに谷川連峰の入り口にそびえたつ「門」のような前衛峰の山です。
登山日程
2015年4月25日(前泊)~4月26日
メンバー
単独
頂上ピストン(往復)
ルート
土合駅(5時10分発)~登山口着(5時25分発)~白毛門山頂(8時54分着)~登山口(12時12分着)
装備
冬山装備一式(ピッケル、アイゼン、ストック等)
アプローチ詳細
翌朝てくてく歩いて白毛門の登山口を目指します。山と高原地図を見て歩けば問題ありません。登山口付近の駐車場でテントを張っている人も何名かいました。
水場情報
水場らしい水場は無かったので、土合駅で汲むか、あらかじめ持ってくるのがいいでしょう。ルート詳細
駐車場から奥に進むと登山道へと続きます。沢を越えます。
この時期になると道標もしっかり出ています。
見落とさずに行けば難易度は夏山と変わりません。
綺麗な白っぽい花が咲いています。名前を図鑑で調べようとしましたが、わからなかったのですが、ネットで調べたらイワウチワという名前のようです。いやはや、ネットは偉大です。
結構個体差があって検索するといろんな画像がでてきますが、葉がまるくて固いのと、花びらがギザギザになっているのと、5本の雄しべが特徴的です。日本固有種だそうです。
イワウチワ(Wikipedia)
谷川岳を横目に眺めながら尾根を詰めます。
雪庇に注意しながらも、雪の上を進めるので時短になります。
白毛門の山頂が近くなってきました。
白毛門は谷川岳一ノ倉沢を望む絶好の展望台です。
ジジ岩、ババ岩が見えます。雪が融けかけてクラック状になっていたり、夏道が途切れ途切れになっており、時期により道が変わってくるので注意が必要です。
山頂です。奥に笠ヶ岳(1852.1m)、朝日岳(1945.3m)が見えます。
山頂は雪がありません。
下山時です。頂上直下の急登では雪が柔らかくなっていました。
12本爪アイゼン、ピッケルは必携です。
グリべルの「エアーテック エボリューション」は微妙にベントした(曲がった)シャフトが理想的な角度でのピック打ち込みを実現します。軽さ、重心、刃の鋭さともに最高です。
雪解けが急速に早まっています。
しかし、まだまだこんな残雪の壁もあります。
帰りは水上で地ビールを買いました。公共交通利用の強みです。
電車での登山は旅情を感じさせます。まさに山旅。
総括
東京近隣ならば、駅寝からの日帰りで行ける山の代表格ではないでしょうか。特に残雪の時期は雪も楽しめるし、夏のような気候も最高です。北アルプスは遠いなあ…と思っても上越なら結構すぐ行けて楽しめます。
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