ネット広告で、「一緒に山に登ってあげるサービス」なるものを発見してしまいました。いろんな意味でヤバそうな匂いがぷんぷんしています。ウェブページを見ただけですが、内容を考察していきたいと思います。



登山パートナーたそがれ伴登舎


公式ウェブサイトはこちらです。→登山パートナー たそがれ伴登舎

読んでもらえればわかると思いますが、一応概略を言うと、お金を払うと一緒に山に登ってくれる人が一名ついてくるというサービスのようです。

どういう人向けかというと


  • ソロで普段登っているけどたまには誰かと登りたい・・・けど人に振り回されず自分のわがままを押し通したい・・・
  • たまには一人で登りたいけど、一人だとやっぱりさみしい・・・

という人向けのサービスです。

一人で登りたくないくせに、わがままを押し通す登山ってちょっと意味わからないですし、それをやるためにわざわざお金をかけて、わがままを受け入れてくれる人を雇うってのがますます意味不明です。
さらに、普段集団で登っていて、たまには一人で登りたい…けど一人は寂しいって矛盾してますよね?普段一緒に登ってるお仲間の誰かを誘えばいいじゃないですか。

僕的にはかなり末期な感じがするわけです。
現代社会の闇を感じます。

あ、でもここまで書いて思いましたが、休みが人と合わないってのはあるかもしれませんね。でもそれならいっそガイドと登ってスキルをあげたほうが良いような気もします…。

そして、このサービスは一見すると「山岳ガイド」のようですがどうやら違うようです。




山岳ガイドサービスではない!


登山パートナーたそがれ伴登舎のウェブサイトによりますと、

当サービスはいわゆる「登山ガイドサービス」ではございません。日本山岳ガイド協会認定のガイドが行う有償ガイドサービスにおいては、ガイドはお客様の安全(ケガ・病気なく下山させる)に対する責任を負っています。法的に不可抗力と判断された場合以外は、ガイドは損害賠償や刑事責任を追及される場合があります。

当サービスはお互いに自立した登山者として自己の安全管理は自己責任で行なうことを前提とします。ご提供する具体的サービス内容は以下になります。

  1. 集合地から解散地までお客様が作成した行程に従って同行すること
  2. お客様からのコミュニケーション上の働きかけに応えること(会話)
  3. お客様が負傷・疾病等で対処中に支援を求めてきた場合に可能な限り対応すること
  4. お客様が負傷・疾病等で意思表示不能(意識不明等)、歩行不能に陥った際の救助要請

とのことです。

ん?それって普通の登山者が付いてくるってだけじゃん!と思ってしまいました。

もちろん、同舎では山岳ガイドサービスも行っているようですが、その場合は30,000円かかるようです。
しかし、特別な事をなにもしてくれない見知らぬ人間を一人雇うのに8,000円もかけるわけですよ。
一体、何のために?!



あくまでボッチ登山がさびしい人向けっぽい


でもこのようなサービスがあるということは需要があるのでしょう。
最近はSNSでリア充アピールするための「友達代行サービス」や、「恋人代行サービス」など、さまざまなサービスがありますので、僕はこれもその一環なのかなと思ってしまいました。

山の写真もSNS映えしますので、誰かと登っている写真や、自分の写真を撮ってもらう誰かがいるということを考えれば、単独では出来ないことがこのサービスで出来ます。

でも僕は正直、「誰か登りたいなら友達を作れ。そして、そもそも、たとえ独りだろうが山でわがままを言うな」と言いたいです。

元祖「一人で登るしかなかったコミュ障登山家」の加藤文太郎氏を見習ってほしいですね。(あくまで文学作品の加藤文太郎です)



しかし、このサービス、とんでもないわがままなお客さんに掴まったらどうするんでしょう。トラブルの気配しかしませんね。

関連記事:単独行論。



おわり

2018年4月3日



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