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僕がここ数年愛用している60リットルクラスのザックはもっぱらグラナイトギアの“ニンバストレース60”です。とにかく背負い心地が良くって、しかもデザインが僕好みでかっこいい…。そんなニンバストレースの魅力を語りたいと思います。



ニンバストレース 背負い心地、フィット感が最高


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まずフレームですが、「トポフレックスフレーム」という木材と樹脂のコンポジット材(複合材料)で出来たフレームを使用しており、軽量で適度な靭性と強度を持っています。
フレームから直にショルダーベルトが伸びており、フレームとベルトの接続部分の位置を調整することで背面長を調節できます。
背面パッドは肋骨のような形状でフレームを覆っており、通気性を高めつつ、クッション性も両立しています。
さらにぶっといウエストベルトで骨盤全体をホールドします。
最終的にショルダーベルトと本体をつなぐ調節ベルトを引くと背中とザックが一体化することが実感できるでしょう。



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このフィット感がたまらないので夏の山行はここ数年コイツが相棒です。



ニンバストレース デザイン性が至高


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ミリタリーチックな色彩の使い方やシルエットなど、正面から見ても横から見てもカッコイイのですが、一番僕が好きなのは背面パッドのデザインです。
通気性のための背面形状ですが、この肋骨のようなパッドと、その隙間から見えるコンポジット剤のフレームが何ともカッコいいのです。まるで生物のようで、機械のようでもあるような印象を受けます。



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コンプレッションベルトが細引き(細い紐)になっているのも他に無いデザインです。一見すると細引きが貧弱な感じで耐久性が心配ですが、数年ハードに使いこみましたが、十分実用に耐えてます。
ただ、側面のコンプレッションベルトがマットを外付けするためには少し短かったため、片側だけ長い細引きに自分で改造しています。


ニンバストレース 機能面も充実


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グラナイトギアのザックに共通ですが、雨蓋を外してザックの軽量化ができます。

また、外した雨蓋はウエストバッグにすることができます。登山口までのアプローチの間、ウエストバッグとして使用したりしても便利ですし、山でも山頂ピストンくらいならこなせそうです。

工夫次第ですが、チェストバッグとしても使えそうです。

またフロントパネルのポケットや、サイドポケットにパワーメッシュを使用しており、収納性も高くなっています。雨蓋の容量も大きく、ペットボトル2本は収納できます。



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実用面でも全く問題はなく、僕は夏の北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根の2泊3日のツェルト泊をはじめとして、夏のテント泊縦走で幾度となく使ってきました。



現在は廃盤でモデルチェンジ済み


実は現在はニンバストレースは「ニンバストレース アクセス60(NIMBUS TRACE ACCESS 60)」となっております。
変更点として、細引きだったコンプレッションベルトは細めのナイロンテープになっています。これはまあ…細引きだとやっぱり強度に難ありだったというこでしょうか。

あと大きな変更点として、ザック正面(フロントパネル)にアクセスジッパーがついております。これによりフロントが大きく開口でき、荷室へのアクセスが容易になっています。これは大いに便利になったと思います。実はニンバストレースは一気室のザックですので、どうしても一番底にしまったモノを取り出すのが大変なことがあったので、初代ニンバスユーザーとしては正直とてもうらやましい改良です。







おわり

2018年4月26日



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