いつも装備の軽量化で考えてしまうのが、「エマージェンシー(緊急時)のキットをどこまで省略したらいいものか」ということでした。あらゆる事態を想定したらたくさん持っていくほうが良いですが、それでは軽量化にはなりません。本当に必要な装備の選び方を自分なりにまとめてみました。



まず、日帰り登山で動けなくなった場合を想定


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日帰り登山(単独、複数限らず)で、何らかのトラブルで動けなくなったとき、山中で一夜を明かせる(ビバークできる)装備は何か?というところから考えていきます。が最低限必要な装備であると思います。

もし何らかの理由で行動時間が延びて日中に下山が難しくなった場合、夜間に行動するのは山では大変危険です。仮にヘッドランプがあっても不明瞭な道での行動はさらなる重大事故を起こしかねません。

一夜を過ごして明るくなってから冷静にまた行動を考えたり、寝ることで体力を回復させることが重要です。

しかし、着の身着のまま山で夜を明かすことは簡単なことではありません。気温も下がり、結露で濡れることもあるでしょう。しっかりした睡眠がとれないと体力も消耗します。

最低限だけど、山で一夜を凌げる装備とは何か、考えてみました。


ツエルト・・・「ツエルト」とはドイツ語で「テント」を意味します。日本語の意味では簡易テントを差しますが、基本装備です。夜露や風雨を凌ぐことで生存率は雲泥の差です。





エマージェンシーシートもしくはシュラフカバー、ビビィサック・・・ツエルト同様に体温の保温に効果があります。コンパクトなので常に携行していたい装備です。










動けるようにする


一夜を明かす行為は最終手段として持っていながらも、積極的にビバークはしたくないものです。ちょっと暗くなっても道が不明瞭でなく、あと少しで下山できることがわかっていれば歩いて降りたいですね。そういうときは動ける時間を長く出来る、もしくはゲガ等の痛みを緩和する装備が実用性を持ちます。

動けない理由、すなわちリスクは何かということを考え、そのリスクを防ぐ方法を考えれば、自ずと必要なものはわかってきます。そうすれば、あれもこれも必要と思うことはなくなるのではないでしょうか。


ヘッドランプ・・・暗闇対策です。日帰りでも持っていく装備の基本です。山では光があるか無いかで文字どおり生死の明暗を分けます。









テーピング・・・僕は近年長時間行動や走ったりすると膝を痛めやすいので予防策としてのテーピングは必要なんです。









動けないし、助けを呼ぶ必要あり


単独行の場合、動けなくなってしまったら他者に助けを求めるしかありません。助けを呼ぶには光、音などを起こすための道具が必要です。


火を起こせるもの・・・ライター、マッチ、ファイヤースターターなど。ファイヤースターターはかっこいいですが、明らかにライターのほうが実用的です。










ヘッドランプ・・・光による救難シグナルを出せます。

ホイッスルなど・・・大きな声を出すよりより省エネルギーで大きな音が出せます。





動けない事態の長期化に備える


動けない事態の長期化、それは一番恐るべきことです。動けない、しかも助けも来ない・・・。救難シグナルを出しつつ、体力の温存に努めるしかありません。


スマホやヘッドランプの予備バッテリー・・・電波が届かなくては意味がありませんが、スマートフォンがしかるべきタイミングで使用可能であることは重要です。予備のバッテリーは必須でしょう。ヘッドランプも同様です。






ソーラー充電器・・・予備バッテリーを消費してしまったときの最後の手段です。太陽からは無限のエネルギーを得られますので、ちゃんと日さえ出てれば安心です。












まとめ


上記にあげた装備を基本の「キ」と考えれば、自ずと装備の骨組みとなってくるのではないでしょうか。ここから肉付けをしていけば、本当に必要な装備が見えてきそうです。

ウルトラライトな装備を考える際も、命に関わる部分は削りすぎず、そうでない部分は削ることが出来るのではないでしょうか。



おわり

2018年5月4日



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