ずっとインドアでちびちびいじっていたアルコールストーブですが、やはり実戦投入してナンボのものです。
作ったらフィールドで酷使する!それが真のMYOG (Make Your Own Gear)ってもんです。ということで夏の八ヶ岳でテストしてみました。
八ヶ岳登山の朝晩で使用
今回は一泊二日の八ヶ岳登山で使用しました。実はフィールドテストはこれが初ではなく、富士山頂と奥多摩の日の出山山頂でも行っています。
富士山では風防を持ってきていなかったので、沸騰には至らず…。高山病も酷くてそれ以上のテストをする気にもならず…。
ただし、風防が嵩張るのでそこが懸念事項でした。こんなにでかい風防使ってたらウルトラライトギアとは呼べませんからね~。
風防を小型化し、風さえ防げれば十分実用使出来るだろうということで今回八ヶ岳での実地テストに踏み切りました。
写真のコーヒーはこちら
THE BREW COMPANY
風防はこちら。確かに風は防げるがちと重い。
燃料(アルコール)の不足を懸念していたが…?
一番の懸念事項は燃料(アルコール)の量でした。アルコールストーブはガス燃料と違ってストーブに注いだ分は全部使い切ることになります。かといって足りない場合、燃焼中にアルコールを追加することも難しいです。
だから一度に入れるアルコールの量が多すぎると後々の燃料不足を招くし、少なすぎても沸騰前に燃料が無くなるという事態になるのです。
というわけで事前に必要なアルコールの量をざっくり実験で調べておきました→アルコールストーブの燃費について。
燃料(アルコール)の量は約120mlあれば十分
適正なアルコールを消費できるよう、事前にナルゲンの125mlボトルに目盛りをシコシコ書きました。これで燃料の使いすぎや不足にはならないはず。
ナルゲンのこの容器ならほぼ漏れません。意外と小さい容器で漏れないやつって無いんですよね。小型のペットボトルでも良いですがサイズ的にでかくなってしまいます。
いざ実用へ!そして見えてきた課題
結果…楽々沸騰!お湯を沸かしてアルファ化米やスープを飲みました。
オーレン小屋は樹林帯のテント場なので風も弱く、正直自作の風防がどれだけ効果を発揮したのかわかりませんでしたが…。
点火にはガスストーブからもぎ取ったイグナイターを使用。こちらも問題なくスパークしました。
食べたのは値段が高いビビンバのアルファ化米。
そして今後の課題は、アルコールを入れすぎないようにすること。一度のアルコールは20mlくらいに抑えても200mlくらいの水ならすぐ沸いてしまいました。沸きすぎてずっとグツグツ言ってて困りました(笑)
また、少量だけアルコールをストーブに入れようとしてもうまく入れられず、こぼします。
そこで考えたのがスポイト的なアイテムがあれば楽なのではということです。
こういうやつですよ。これならアルコールの量の微調整もできますね!まだ試してませんが、次回アルコールストーブを使う際はこういうアイテムは必須だと思っています。
2018年7月28日
おわり
コメント
コメント一覧 (2)
読みやすくて楽しいブログですね。
登山に対する普通(何を持って普通だかは、置いておいて)目線にシビレました。
アルコールストーブ愛用者です。
燃料の途中吸い上げ、途中追加、出来ます。
ダイソーの化粧品ボトルコーナーに有る 注射器 針の部分が長いので バーゴのアルストとか特殊な形状で無い限り行けます!
可能なら、何か被せて消火してからが安全かと。
コメントありがとうございます!読みやすいと言っていただけると嬉しいです。
アルストの途中燃料追加について、ご教示ありがとうございます。アルストについては初心者なもので、ありがたい情報です。
たしかに金属製の長い針なら継ぎ足しできますね。ダイソーにそんな針の長い注射針があるんですね~。知らなかったです。なんでもありなダイソー…。