秋の山の楽しみは紅葉ですが、僕の好きな秋山は上越の名峰、巻機山(まきはたやま 日本百名山 標高1,967m)の「ヌクビ沢ルート」です。
普通の登山道より難易度は少し高いですがオススメのこのルートを写真多めでご紹介します。
登山日程
2016年10月15日(土)メンバー
僕(ジョア)、JJ
ルート詳細
朝、駐車場で目を覚ますと車で一杯でした。紅葉ハイシーズンの土日は夜のうちに駐車しておくことをおすすめします。駐車場から稜線がちょっと見えます。
登山口には警告板がたくさんあります。ヌクビ沢は事故が多いようです。ここの沢は雪が融ける秋が比較的安全に登れます。
巻き道との分岐ですが、沢沿いを行きましょう。
沢に出るといきなりこんな感じです。
ところどころペンキマークがあったり、フィックスロープが張られていますが、きわどいトラバースや徒渉があります。
とがっている山はおそらく「上越のマッターホルン」こと大源太山?
白く美しい岩肌に美しく滝が流れています。登山道とは言い難いですが、沢登りだと思えばかなり易しいです。
吹上ノ滝(多分)が見えてきました。
近づくとこんな感じで滝の横の階段状の岩を登れます。
つづいてアイガメノ滝です(たぶん)。
名瀑です!
素晴らしい。
右岸にロープがあり、普通に登れます。道は少し濡れていますのでスリップ注意です。
でも身体が濡れることはありません。なんちゃって沢登りです。
滝を登るとこんな感じのきわどいトラバースがあります。
さきほどのトラバースを振り返ります。ここはスリップしたら滝に落ちるので即重大事故につながります。
やがてしばらくゴーロの沢を登ります。
ペンキマークがあるとは言え、ルートファインディング能力が問われます。的確で安全な徒渉点を見つけましょう。
割引沢(われめきさわ)とヌクビ沢の分岐(ヌクビ沢出合)です。ヌクビ沢に進みます。
ヌクビ沢ハイライトのひとつ、布干岩です。
スラブなのでスリップ厳禁ですが、フリクションが高いシューズなら快適に登れます。
広いスラブに滝が流れている風景はなかなか普通の登山道ではお目にかかれません。
まさに布干岩の名にふさわしい風景です。
やがて行者ノ滝です。右がヌクビ沢です。ペンキマークあります。
行者ノ滝です。ここも見所です。壁のように見えますが、右側(左岸)を階段状に巻いて登ります。
行者ノ滝を過ぎると沢は細くなり、稜線が近づいてきます。見どころの滝もあまりありません。
ちょいちょい巻き道が増えていきます。
こんなにきわどい巻き道(トラバース)もあります。フィックスロープが張ってあります。
沢も小さくなってきました。
やがて水は伏流となり、涸れた沢となります。
振り返ると景色が素晴らしい。
ガレた沢をつめます。ペンキマークあります。
草付きの小尾根に上がります。ちょっと急です。
やはり振り返ると絶景。
稜線に出ました。秋の上越の稜線は最高です。
山頂です。巻機山は山頂道標の場所と三角点の場所が少し離れています。
井戸尾根を下ります。ヌクビ沢ルートは下山道としては適してないので、下りは井戸尾根で下りましょう。
沢も素晴らしいですが、尾根も素晴らしい景色なんです。
避難小屋が立派でした。30人収容可能とのことです。
越後の避難小屋と言えばこの本が詳しいです。
避難小屋の下にテントを張っている人が多数いました。キャンプ指定地ではないので本来ダメなはずですが、テント場のように開けていたので暗黙の了解なのでしょうか?いずれにせよ避難小屋があるのにわざわざテントを張るのは感心できません。
前巻機山(ニセ巻機)
稜線に別れを告げ、サクッと下山しました。
登山口までのアプローチ
前日夜にレンタカーで登山口駐車場まで行き、車中泊。
登山形態
日帰り登山(沢登り要素ありのややバリエーションルート)
ルート
06時35分 桜坂駐車場登山口発→07時01分 井戸尾根分岐→08時37分ヌクビ沢出合→09時25分 行者の滝→11時45分 尾根→12時01分 巻機山山頂→井戸尾根より下山
詳しくは山と高原地図を参照。山と高原地図では破線ルート扱いになっています。
水場情報
登山口に水マークありです。水は豊富な山です。
井戸沢尾根の避難小屋にも水マークありです。
井戸沢尾根の避難小屋にも水マークありです。
装備
沢装備ではなく、普通の登山装備で行きました。ただ、僕は靴はアクアステルスソールの沢靴、JJはFIVE TEN のアプローチシューズです。岩でフリクションがよく効くシューズが良いでしょう。
ルート詳細
朝、駐車場で目を覚ますと車で一杯でした。紅葉ハイシーズンの土日は夜のうちに駐車しておくことをおすすめします。駐車場から稜線がちょっと見えます。
登山口には警告板がたくさんあります。ヌクビ沢は事故が多いようです。ここの沢は雪が融ける秋が比較的安全に登れます。
巻き道との分岐ですが、沢沿いを行きましょう。
沢に出るといきなりこんな感じです。
ところどころペンキマークがあったり、フィックスロープが張られていますが、きわどいトラバースや徒渉があります。
とがっている山はおそらく「上越のマッターホルン」こと大源太山?
白く美しい岩肌に美しく滝が流れています。登山道とは言い難いですが、沢登りだと思えばかなり易しいです。
吹上ノ滝(多分)が見えてきました。
近づくとこんな感じで滝の横の階段状の岩を登れます。
つづいてアイガメノ滝です(たぶん)。
名瀑です!
素晴らしい。
右岸にロープがあり、普通に登れます。道は少し濡れていますのでスリップ注意です。
でも身体が濡れることはありません。なんちゃって沢登りです。
滝を登るとこんな感じのきわどいトラバースがあります。
さきほどのトラバースを振り返ります。ここはスリップしたら滝に落ちるので即重大事故につながります。
やがてしばらくゴーロの沢を登ります。
ペンキマークがあるとは言え、ルートファインディング能力が問われます。的確で安全な徒渉点を見つけましょう。
割引沢(われめきさわ)とヌクビ沢の分岐(ヌクビ沢出合)です。ヌクビ沢に進みます。
ヌクビ沢ハイライトのひとつ、布干岩です。
スラブなのでスリップ厳禁ですが、フリクションが高いシューズなら快適に登れます。
広いスラブに滝が流れている風景はなかなか普通の登山道ではお目にかかれません。
まさに布干岩の名にふさわしい風景です。
やがて行者ノ滝です。右がヌクビ沢です。ペンキマークあります。
行者ノ滝です。ここも見所です。壁のように見えますが、右側(左岸)を階段状に巻いて登ります。
行者ノ滝を過ぎると沢は細くなり、稜線が近づいてきます。見どころの滝もあまりありません。
ちょいちょい巻き道が増えていきます。
こんなにきわどい巻き道(トラバース)もあります。フィックスロープが張ってあります。
沢も小さくなってきました。
やがて水は伏流となり、涸れた沢となります。
振り返ると景色が素晴らしい。
ガレた沢をつめます。ペンキマークあります。
草付きの小尾根に上がります。ちょっと急です。
やはり振り返ると絶景。
稜線に出ました。秋の上越の稜線は最高です。
山頂です。巻機山は山頂道標の場所と三角点の場所が少し離れています。
井戸尾根を下ります。ヌクビ沢ルートは下山道としては適してないので、下りは井戸尾根で下りましょう。
沢も素晴らしいですが、尾根も素晴らしい景色なんです。
避難小屋が立派でした。30人収容可能とのことです。
越後の避難小屋と言えばこの本が詳しいです。
避難小屋の下にテントを張っている人が多数いました。キャンプ指定地ではないので本来ダメなはずですが、テント場のように開けていたので暗黙の了解なのでしょうか?いずれにせよ避難小屋があるのにわざわざテントを張るのは感心できません。
前巻機山(ニセ巻機)
稜線に別れを告げ、サクッと下山しました。
総括
ヌクビ沢は一般道というよりは「沢登り」に近いルートで、ちょっと危険度が高い道でもあります。また、残雪時は難易度はさらに上がり、もはや一般道でな無くなります。安全を考慮するなら秋がお勧めです。それでもご覧の通りの危険なトラバースがありますが…。
しかし沢装備が必要なわけではないので、岩場やルートファインディングに多少の自信がある人には自信を持ってオススメできるルートです。巻機の沢登りルートとしては「米子沢」が有名ですが、米子よりはるかに安全でお手軽に美しいスラブ滝を堪能できます。
紅葉と白い岩と滝のコントラストで癒されること間違いなしです!
しかし沢装備が必要なわけではないので、岩場やルートファインディングに多少の自信がある人には自信を持ってオススメできるルートです。巻機の沢登りルートとしては「米子沢」が有名ですが、米子よりはるかに安全でお手軽に美しいスラブ滝を堪能できます。
紅葉と白い岩と滝のコントラストで癒されること間違いなしです!
おわり
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