学生時代から今に至るまで、僕の行動食の遍歴を、記憶の限りまとめてみました。



学生時代―カントリーマアム全盛―

学生時代の行動食、もうそれは僕の所属サークルの文化だったので、僕の好みかどうかと言えば疑問な部分もあります。

学生時代はパーティ登山が基本でしたから、基本的にシェアできる個包装のお菓子が行動食として選ばれます。買い出しの時間の短縮のため、「いつものやつ」が常にラインナップされるのです。

それでも「よく食べてたなあ」「好きになっちゃったなあ」というモノ達を紹介しましょう。

ハッピーターン(亀田製菓)

あのハッピーパウダーを纏った甘しょっぱい煎餅です。

甘さもしょっぱさも補えるので、当たり障りなくサクサクと食べれちゃいます。ちょっと腹へったなから、とりあえずハッピーターン食っとけみたいな感じでした。

難点を挙げるとしたら、包装紙がねじるタイプなので湿気りやすいこと。湿気るとハッピーパウダーのベトベトが包装紙を突破して溶け出すことです(これはねじり包装全般に言える)。


Kit Kat キットカット(日本ネスレ)

これも超有名菓子ですね。味は間違いなく美味しいです。

難点はもちろん、溶けることです。夏場の縦走では昼間に溶けたものが夜に再び固まり、変形したものを食ってました。秋冬には良いですね。

チョコパイ(ロッテ)またはエンゼルパイ(森永製菓)

これも溶けちゃうやつですが、食べごたえがあって良かったです。山で食うと美味いんですよね~。

難点は大きさゆえ、たくさん入っていないことです。パーティの人数によっては全員に行き渡りません。まして誰かが二つ食べてしまった日には先輩の怒りの鉄拳を食らうことになります…。

ロッテ チョコパイ 6個×5箱





ロッテ


森永 エンゼルパイTTP 8個







森永乳業

かむかむレモン

酸っぱさが欲しいときはこれ。

かむかむレモンなのに、山では噛まずに暫くなめて飴のように食べてました。すると、最初は甘くて中が酸っぱいという味の変化を楽しめます。


カントリーマアム(不二家)

僕が一番好きだったのはこれ。どんな状況でも食べれました。

しっとりしてるから口の中の水分も持っていかれないし、チョコも中に入っているので溶けませんし、味も色々あって美味いんですよ。

てか子供の頃から好きだったんで、大学に入ってこんなに美味しいものが沢山食べられる僕はきっと特別な存在なのだと思いました。

今では……飽きました。

不二家 カントリーマアム(バニラ) 16枚×5袋












社会人後―単独、小数登山の行動食―

社会人になってからは単独(ソロ)山行も増え、パーティ登山と言えども「行動食は各自」となることが多くなりました。僕のお一人様行動食をご紹介します。

ヴェルタースオリジナル(森永製菓)

「なぜなら彼もまた、特別な存在だからです」のCM(知らない人はYouTubeで探してください)でお馴染みのあまーいキャンディです。もうカロリー摂ってる感がたまりませんね。特濃ミルク8.2もいいんですが、僕は特別な存在になりたいのでヴェルタースオリジナルですね。

森永 ヴェルタースオリジナル キャラメルキャンディ 80g×6個












コアラのマーチ(ロッテ)

まず、単純に僕が好きってのがありますね(笑)。

チョコなのにビスケットでコーティングされているから溶けないっていうのが素晴らしいと思っています。これをナルゲンボトルに入れておくわけですよ。

パックンチョでも代用可能ですが、コアラのマーチのほうが流通量多いし、味も多いので断然コアラです。

ロッテ コアラのマーチ<チョコ> 50g×10箱











CRATZ クラッツ(江崎グリコ)

おつまみによし、行動食に良しです。柿ピーの上位互換品ですね。

パンチの効いた味としょっぱさは山では特に美味く感じます。

僕はコアラのマーチとナルゲンボトルに混ぜてしまいます。

江崎グリコ クラッツ ペッパーベーコン 42g×10個











ベビースターラーメン丸(おやつカンパニー)

僕は本当はベビースターラーメンを持っていきたいのですが、山では食べにくいですよね。そこでこいつです。

ナルゲンボトルにまとめていれちゃいます。

おやつカンパニー ベビースターラーメン丸チキン 63g×12個











ビーフジャーキー系

やはり運動をしていると肉が食いたくなります。そこで干し肉です。これならタンパク質も塩分もサイコー。

狩猟時代の記憶が蘇り、力が湧いてくるような気がします。

なとり THEおつまみBEEF厚切ビーフジャーキー 41g×5袋











ドライフルーツ系

なんかしょっぱいおつまみ系ばかりになってしまったので最後に甘い系を。

山ではジューシーな果実がとてもありがたく感じます。ゼリーでも良いんですが、やはり栄養、カロリー面を考えると本物の果物を食べたいところ。そこでドライフルーツです。

ちょっと値段は張りますが、ここぞというときに食べると体が喜びます。

余ったドライフルーツは家でヨーグルトに浸けるとプルプルになって美味しいですよ。


まとめ

百の頂に百の行動食あり……です。行った山の数だけ行動食はあり、その都度エピソードが生まれるものです。

つまり、行動食の好みは人それぞれです。それでも基本的には、甘い、しょっぱい、酸っぱいをバランス良く組み合わせるのが良いかと思います。

僕の行動食はビールのおつまみも兼ねているので、ややしょっぱいものが多いですが…。

ちなみに僕は甘いものもしょっぱいものもボトルに混ぜてしまっています。

皆さんのお気に入り行動食も聞かせて貰えると嬉しいです。