僕はウエスタンマウンテニアリングのフラッシュジャケットをかれこれ6~7年愛用しています。

フラッシュジャケットはまさに究極のダウンインサレーションジャケットです。



“登頂を成功させるためのジャケット”

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「ハードなコンディション下で登頂を成功させるために開発されたジャケット」というだけあり、究極的に無駄の無いダウンジャケットと言えます。



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ウエスタンマウンテニアリング社はスリーピングバッグをはじめとする、高品質ダウンを製造している北米の名門メーカーです。



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立体的な裁断により、全体的に妥協なくダウンが封入されています。ダウンが少なくなりがちな脇の下にもしっかりとダウンが入っています。



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一般的にダウン製品は、ダウンボールとフェザーの割合が90%:10%だと超高品質と言われていますが、当然クリアしています。しかも850フィルパワーの最高級グースダウンです。

フィルパワー(FP)とは、ダウンがどれくらい膨らむかを表した数値で、これが大きいほど軽くて暖かいんです。一般に600とか700フィルパワーを越えたら高品質と言われます。なので850FPは驚異的な数値なのです。



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ポケット(ハンドウォーマー)の中にもダウンが封入されており、暖かさは抜群です。

余計なファスナーやドローコードは排除され、縁にゴムが配置されています。他の袖口も同様です。



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超極薄記事のリップストップナイロンを使用していますので、穴空き等には注意が必要です。

結構使ってますが、撥水性もあります。



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シルエットです。中にはパタゴニアのR1プルオーバーを来ています。

サイズ感は身長175㎝でMサイズ着用。おそらくアメリカと日本ではサイズ分けしてないのでUSのMサイズです。






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膨らんだり縮んだりと、ゆとりがあるので、ハードシェルの上からも羽織れます。ヘルメットの上からでも伸縮性のあるフードで覆えます。



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スタッフバッグに入れた状態です。左にあるのはサイズ比較用のスマートフォンです。コンプレッションすればもっと小さくなりそうです。



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重量は実測値で335g(スタッフバッグ込み)でした。現在の販売元(ロストアロー)のウェブサイトでは290g(Mサイズ)になっていましたが…。



僕のフラッシュジャケット使用実績と使用感

僕はここ数年の冬山山行ではいつも必ずフラッシュジャケットを使用してきました。

11月末の立山、厳冬の八ヶ岳、南アルプスの北岳などの登頂の際、常にフラッシュジャケットと共に挑んでいました。

主にテント場に着いての保温着として使ってきました。テント場の整地中はもちろん、睡眠中も着用しています。

僕にとっては心地よいですが、フラッシュジャケットの保温性は暑がりの人には暑すぎるくらいかもしれません。

厳冬期の八ヶ岳や南アルプスでは、マイナス15℃のテントの中でも素晴らしい安眠をもたらしてくれました。

3月初旬の雪深い谷川連峰でも、3シーズンシュラフと組み合わせて雪上のテント泊でも安眠することが出来ました。

もちろん下界で街着として着れば真冬でも中はTシャツ一枚でいけちゃいます。

軽くて暖かいということは荷物が重くなる雪山登山では非常に重要です。

僕にとってフラッシュジャケットは雪山テント泊では手放すことが出来ない、まさに究極の一着です。