突然ですが、僕、PaaGo WORKS (パーゴワークス)のRUSH 28(ラッシュ28)というザックが沸々と欲しくなってしまいました。
しかし既に25リットルの新しい相棒Lowe Alpine (ロウアルパイン)のECLIPSE 25(イクリプス25)を持っているので、買い換えは許されないのです…!!
なので…「イクリプス25買って良かったよね!?うんうん!!」と自分を納得させるための記事を書きます。
RUSH 28が欲しいけど、今の僕には必要ない…はずだ!
パーゴワークスの公式ページでセールをやっているのを見てしまってから、僕の頭の中から「やべぇ…ラッシュ28欲しいかも」という雑念が頭から消えなくなってしまいました。
しかし、僕はすでに25リットルのロウアルパインのイクリプス25というザックを所持しているのです。しかも使用回数も2~3回、まだまだ新品同様なので買い換えの必要は無いのです…。
しかし僕の脳内に「はじめからラッシュ28を買っておけば…」という悪魔の声が居座るようになってしまいました。そこで悪魔払いをするために、ラッシュ28の良さも認めつつ、イクリプス25の良さも再確認することで、「僕の選択は間違ってなかった」という意識をもう一度脳みそに刷り込むことにします。
なぜRUSH 28が欲しいのか?
まずなぜ僕がラッシュ28を欲しいと思うのかを分析してみます。
それはラッシュ28のコンセプトが「思わず走りたくなるバックパック」であり、最近の僕の山行スタイルとマッチするからなのかもしれません。
特に荷物の重心が上になっている構造は非常に魅力的です。
コンプレッションの仕方も左右を締めるのではなく、下から押し上げるような締め方なので、荷物が少なくても重心を上に持っていきやすいのです。これにより歩いたり走ったりしたときの中の荷物の「遊び」が無くなります。
ラッシュ28のもうひとつ僕が感じる魅力はベストタイプになっていることです。
この容量のバックパックに珍しくショルダーハーネスがベストのように幅広になっているため、そこにボトルや小物等を収納できるようになっているのです。
これはトレイルランニング用バッグパック(トレイルベスト)に見られる構造ですが、トレランのみならず、ハイキングでも非常に便利な機能だと思っています。
僕はどうしてもカメラをすぐ取り出したくて、チェストバッグやサコッシュを導入してきましたが、走るとどうしても揺れるのが不快なので困っていました。ベストタイプの収納スペースはそれを解決します。
ECLIPSE 25はどうか?
ではこんなに魅力的なラッシュ28への物欲を捨て去るにはどうすればよいか?
それはラッシュ28が持つ魅力を今の僕のザック、イクリプス25も満たすことを検証すれば良いのです!
まず重心についてです。イクリプスはサイドコンプレッションタイプですが、左右上下4ヶ所にコンプレッションベルトがあるので、十分に中の荷物の「遊び」を減らせます。締め方によっては上部に重心を集めることも可能でしょう。
ではショルダーハーネスの収納についてですが、イクリプスには残念ながらついていません。ただのハーネスです…。
しかし諦めることなかれ。
別売りの脱着式ショルダーハーネス用ポーチをつければ似たような感じにはなります。安定性にやや難ありですが、最近はショルダハーネス用ポーチも各社充実してますので、良いのを探すとしましょう。
万事解決!!(笑)
さらにECLIPSE 25ならではの良さを再確認
おっと…これでイクリプス25がラッシュ28の魅力をクリアしてしまいましたね…!
さらにここでラッシュ28には無いイクリプスの良い点を挙げてみましょう。
- パネルローダー式なのでジッパーで素早いアクセスができ、片側は下までベロっと開く「サイドエントリーシステム」が採用されています。素早い荷物の取り出しが可能です。あ、サイドアクセスはラッシュ28もありますね…。
- フロントパネルに配置されたストレッチメッシュポケットには衣類などを瞬時に収納できます。ラッシュ28はバンジーコードが付属してますが、メッシュポケットのほうが間違いなく楽です。
- 背面長が調節できる機能はさすがのラッシュ28にもありません。しっかりとした作りのヒップベルトと合わせて、最高のフィッティングを生み出します。
- 背面はクッション性の高い素材に溝が彫られており、その上をメッシュで覆っています。この構造により背中の汗抜けが抜群です。これは低山ハイクで嬉しい構造であり、僕にとってはマストです。ラッシュ28は普通の背面なので、ここは完全にイクリプスに軍配が上がってます。
ECLIPSE 25のコンセプトも「ファストムーブ」を意識している!
Lowe Alpine 公式ページ(英文)を見るとマルチで使えるとありますし、ハイキング、自転車、スキー、ランニングが用途に挙げれています。イクリプスは汎用性が極めて高いのが特長です。
また、「25リットルという容量はウルトラライトハイキングにも丁度良い」とあります。
つまり、ファストパッキングにも視野に入れたザックだったわけですね!イクリプスも「思わず走りたくなるバックパック」なわけです。
ここまで来るともうイクリプス25は素晴らしいことがおわかりいただけたと思います。ラッシュ28も素晴らしいんですが、汎用性の高さを見せつけたのはイクリプスでした。
まあ、それでも走るならラッシュ28のほうが走りやすいかもしれません。
でもですよ?僕が28リットルも背負ってそんなにガチで山を走るか?と言えば答えはNOです。なのでそもそもラッシュ28は「too much」なんです僕には。たまに小走りになるくらいならイクリプスくらいのフィット感で十分です。イクリプスだってフィット感は高い方ですから。そうなると汎用性高いほうがポイント高いです。
ちなみに実を言うとイクリプスのようなサイズでパネルローダーで背面調節出来るザックは他にオスプレーのタロン22くらいしか僕は知りません。
イクリプスと形がそっくりなこちらのザックもトレランやアドベンチャーレース向きの優秀なザックです。しかし容量がやや少ないのと、内部アクセス性がイクリプスのほうが上です。コンプレッションベルトも一対しかないですし。
結論:やっぱりイクリプス25を買って良かった!!これからも使うぞ!!
補足:RUSH 28もイイゾ
逆にラッシュ28への未練たらたらな感じになっちゃいました(笑)。
確かに未練が無いと言えば嘘になりますが、僕なりにもうこれでラッシュへの想いはひとまず断ち切りました。
しかしこれから30~25リットルクラスのバックパックを買う人はラッシュ28も選択肢に入れてみてはいかが?僕がイクリプスに見出だしたこだわりポイントや汎用性を気にしなければかなりおすすめです(笑)。
ちなみにRUSH 28SP がめっちゃかっこいいです。ブラックでファブリックにXパックを採用してます。お値段は高いですが(笑)。
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