エマージェーシーキットの中身をアップデートに伴い、僕のエマージェーシーキット「一軍入り」したギアを不定期で紹介しています。初回はマッチです。



エマージェンシーキットの定義

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僕の中で最近エマージェンシーキットとは“ビバークキット”だなと考えるようになりました。予期せぬ山中でのビバークや、遭難時などに使えるギア、まさに緊急時用です。その他にもギアの破損の応急処置の道具も混ぜていこうと思います。

よく、メディカルキット(ファーストエイドキット)とエマージェンシーキットを一緒にしているのを見ます。広義では両者は同じだと思いますが、厳密には少し違うかなと思います。医療が必要なときって、緊急ではあるけど、わりと日常的に起こりうることですし。

なので僕は両者を分けて考え、パッキングすることにしました。



いざというとき、火があると良い

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緊急(エマージェーシー)なビバークに最も必要なもの…それは温かさだと思います。ビビィサックやツェルトにくるまって身体を保温するのも重要ですが、やはりがあると安心感は断然違います。

太古の昔より人類は火を扱ってきました。火には、単に暖をとるだけでなく、心を落ち着かせる不思議な効果があるような気がします。

火を起こすための簡易的な道具として、ライターやファイヤースターター(火打石)がありますが、僕はあえてマッチを選んでみました。

思えばマッチって子供の頃は結構身近にあって、小学校の理科の授業なんかでもガスバーナーの点火で使ってました。ちょっと擦るのにコツが必要で、子供ながらにマッチに火を点けるのは好きでした。



他の発火ギアについて

子供の頃はよく使っていたマッチも大学生になるとライターに取って代わりました。大学で山をやるにあたって先ずは防水マッチを買いましたが、結局それはほとんど出番なしで…。

ライターは今までも山に持っていってましたし、便利なんですが、その機構が壊れる可能性があります。ファイヤースターターやマッチに比べると構造は一番複雑です。

ファイヤースターターは構造は一番シンプルです。しかし火花を飛ばして火種に火を点ける行為は緊急時には至難な業なように思えます。

だからマッチなのです。ライターのように簡単で、ファイヤースターターのようにシンプルです。薪を組んだら、火の点いたマッチをそのまま火種として放り込めるのも利点です。単体ではライターよりもリーチがあるので色んなものへの点火しやすさがあります。

デメリットは燃えかすが出るところです。そこを処理できればマッチって良いなぁ思えてきます。



防水マッチのケースを工夫してみる(17g)

ただ、火薬は水に弱いというデメリットがありますので、マッチはマッチても防水マッチです。湿気ったりしてもダメにならないマッチです。

防水とは言え、濡れるのは少し心配なので防水出来そうなケースに入れ替えてみます。でも、そもそもエマージェンシーキット自体を防水袋に入れてますのでその心配はあまりないんですが…。

入れ換えの理由としては、箱つぶれ対策のほうが重要です。マッチ箱のまま乱雑にパッキングをすると箱がつぶれてしまうので、硬めのケースに入れてマッチを衝撃から保護する必要があります。


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こちら100円ショップで売ってる、化粧品とかを小分けにするボトルです。燃料用アルコール入れとして買ったんですが漏れるので使い道が無かったのですが、マッチを入れることにしました。

マッチ箱(側薬)は切り出してボトル側面に瞬間接着剤で張り付けました。

総重量は17g(マッチ箱ほぼ一つ分)で、ライターも17g(ほぼ未使用)なのでほぼ同じでした。



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2~3回振ると、おみくじのように一本ずつ出てきます。一発では出ないこともありますが、チャッチャッチャと3回ほど振れば、ほぼ出てきます。火薬側が奥になるようにしないと出にくくなります。

箱のままだと、緊急時に慌ててマッチをバラバラとぶちまけるリスクがありますが、この取り出し方だとその心配がありません。これは我ながら結構気に入ってます。

こうして、僕のエマージェーシーキットの中にあらめて、マッチが加わりました。


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おわり
2019年3月12日
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