ブラックダイヤモンドの “コエフィシェント フーディ” (廃盤モデル)とパタゴニアのR1とを比較してみました。
一方、こちらは新品のブラックダイヤモンドのコエフィシェントフーディです。グリッドは長方形のストライプ状で、密度は低く、フワッとした感じです。グリッドの溝は広め。表地はやや手に引っ掛かりがある手触りです。
両者ともポーラテック パワーグリッドを使っていますが、違いを見てみます。
使い勝手の良いポーラテックパワーグリッドのフリース
軽快なフリースが欲しくて手に入れたこの“コエフィシェントフーディ”。登山では未使用ですが、平坦なトレイルのラン(約8㎞)で使用しました(気温10℃/曇/微風/ベースレイヤー:mont-bell ジオライン ライトウェイト/荷物無し)。実際に使ってみると、他社から出ている他のポーラテック パワーグリッドのフリースと同様、運動量高めでも使い勝手が良い万能フリースだと感じます。
特に春・秋の肌寒いシーズンでの汗をかくアクティビティでは、この類いのフリースは手放すことが出来ません。ハードシェルの下に着れば厳冬を除く積雪着の山でも活躍します。
僕はこのコエフィシェントフーディと同等品であるpatagonia (パタゴニア)のフリース“R1プルオーバー”を持っているので、両者を比較しながら細部を見ていきたいと思います。
patagonia R1と比較してみる
見ればわかりますが、左がコエフィシェントフーディ(2018年モデル)、右がR1プルオーバー(2010年モデル)です。
両者ともPOLATEC® POWER GRID (ポーラテック パワーグリッド)というフリース生地を使用しています。吸汗発散性に優れ、通気性の良さを持ちながらも、グリッドの隙間に暖かい空気の層を作り、適度な保温性能があります。
ちなみにお値段ですが、コエフィシェントはセールで買ったので10,000円程でしたが、定価は16,000円~19,000円くらいします。ちなみにパタゴニアのR1フーディは22,000円程です。
コエフィシェントはR1の代替になれるんでしょうか…。
同じポーラテック素材でもかなり違う
こらちらはパタゴニアのR1です。グリッドは正方形で、密度が高めでボソッとしてます。グリッドとグリッドの溝は細く、深さを感じます。表地は柔らかい手触りです。
しかも8年以上使い込んでます。
一方、こちらは新品のブラックダイヤモンドのコエフィシェントフーディです。グリッドは長方形のストライプ状で、密度は低く、フワッとした感じです。グリッドの溝は広め。表地はやや手に引っ掛かりがある手触りです。
比較するとパタゴニアのほうが耐久性がありそうです。ブラックダイヤモンドはグリッドがそのうちへたりそうな気がします…。ただ、ブラックダイヤモンドのほうがグリッドの溝の幅が広くなっています。
見比べて、着比べた僕の感覚では、R1のほうがクオリティは上のように思います。
その他のディティール
ジッパーはシンプルでヘッドも小さめで、かっこいいです。
前述の通り、表地は化繊っぽい、少しザラザラなフェイスです。R1のほうが綿とまでは言いませんが、しなやかな肌触りですね。ポケットは胸に一ヶ所で、R1や他の多くのメーカーと同じです。
サムループはR1より大きめで指を通しやすい作りです。袖が自然とめくり上がるのを防ぎます。
フィッティングとサイズ感
モデル(僕ですけど)の身長は175㎝、体重は59kg です。着用サイズはSサイズ。これでちょうど良いです。サイズ感はパタゴニアのR1と全く同じと言ってもいいでしょう。
肩のスティッチがザックのショルダーハーネスに干渉しない作りもR1と一緒です。着丈もかなり長めに出来ているのもR1と一緒です。
フードを被ってもあご辺りまでしか隠れません。R1ならば鼻まで隠れるのでバラクラバとして使えますが、あごまでしか隠れないのはちょっと中途半端です…。
あとジッパーのエンドにチンガードが無いので金属の冷たい感触があごに当たります。細かいことですが、低温時には結構なストレスになりそうです。
とは言え、見た目はかっこいいので気に入ってます(笑)。BDのウェアってなんかクライミング強そうに見えますよね(笑)。しかもどうせ僕は過酷な雪山には行きませんので、タウンユースやランニングメインならこれで十分です。
おわり
2019年3月21日
2019年3月21日
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