2018年8月末におよそ3年ぶりに噴火警戒レベルが1:「活火山であることを留意」となった。
これにより、山頂とほぼ同じ高度である前掛山まで行けるようになったので、早速行ってきた。
公共交通だとバスの時間が遅い上に本数が少ないので不自由…。
ちなみにクルマで行くと天狗温泉浅間山荘(駐車料金500円)まで入れるが、道はオフロードで多少路面の凹凸もあるので買ったばかりのクルマで行くことはおすすめできない(笑)。
地図アプリ「ジオグラフィカ」より。ログを取り始めるのが遅れたのでスタートの位置がおかしくなっている。
天狗温泉浅間山荘 07時30分発→08時03分 一の鳥居→08時22分 二の鳥居→08時58分 カモシカ平→09時09分 火山館→09時41分 前掛山・Jバンド分岐→10時47分 シェルター→11時01分 前掛山山頂→11時31分 昼休止 →13時45分 天狗温泉浅間山荘
とは言え、火山館から前掛山Jバンド分岐先の平坦な道では、場所によっては数十センチの雪が残っている。ただし、トレースがよく踏み固まっているため、踏み抜くことは稀であろう。ちなみに今年は残雪が多いシーズンだった。
僕はチェーンアイゼン(スパイク)、ストックで行ったが、ほぼ平坦な道だし慣れている人は無くても良いかも。
前掛山の本格的な登りが始まれば雪は無くなる。
おそらくだが黒斑山の稜線は樹林帯にもっと雪があると思われる。そこの通行は踏み抜きに十分注意。
天狗温泉浅間山荘の駐車場にクルマをとめる。駐車料金は500円。天狗温泉の割引券を貰える。
この鳥居から登山スタート。トイレもバッチリあるのでここで済まそう。
単調な林道を歩き、トラバースしていくと一の鳥居がある。そしてさらに沢沿いを登る。
不動の滝。この滝は沢沿いを行くと見れる。上を巻くルートもある。冬に来たときは立派な氷瀑だったが、それと比べるとずいぶんショボい。
不動の滝から登りを頑張ると二の鳥居。二の鳥居は倒れていた。
上の山小屋である火山館が薪運びのボランティアをお願いしている…。
いっちょ運びますか…(手持ちはきつい)。
ゆるやかな登りがつづく。薪を持つ手がつらくなってくる。
カモシカ平ではよくカモシカが現れるそうだが、我々は見ることはなかった。
この硫黄臭い沢を跨ぐと火山館は近い。
薪を置く。小屋番の方に感謝を述べられた。薪を運ぶ際はザックに入れよう。手で持つ場合はグリップ感が良い薪をおすすめする。
トイレを済ませて火山館を後にする。
雪が多くなってきた。
トレースがついているので、よく踏み固められている。
Jバンドと前掛山の分岐。雪はこの辺が一番多い。軽アイゼンやチェーンスパイクを着けたほうが楽っちゃ楽。
冬に来たときはこの先でラッセルによるタイムアップとなってしまった。
やがて樹林が開けてきて浅間山が姿を現す。
途中から雪は消失。
ひたすら砂礫の斜面を登っていく。富士山を彷彿とさせる。
火口への分岐。火口は立ち入り禁止だ。
この先にシェルターがあり、さらにもう少し歩いた先が前掛山の山頂だ。
避難用シェルター。
奥の先っちょが山頂。富士山っぽさがすごい。
前掛山山頂(2524m)。奥に見えるのが一応浅間山山頂。高さは40mほどしか変わらない。
とても富士山っぽさがある。それもそのはず、富士山に祭られているのも富士浅間(せんげん)神社だ。
「アサマ」とは一説によると南方系の言語で「煙」とかを意味するらしく、熊本の阿蘇山(アソ)と同じ語源だそうだ。そしてアサマは浅間と当て字され、同じく火山の富士山には浅間大神が火山の神として祭られている。
登っているときからガス(雲)が山頂付近に湧いてきており、下山中に霰(あられ)が降り始めてしまった。
BB弾くらいの霰。晴れの予報だったが、大気の状態が不安定だったようだ。
火山館を過ぎると晴れてきた。大気が不安定なのは山だけのようだ。
あとは駐車場まで降りるだけ。
ちなみに上記写真の場所とほぼ同じ場所で12月末に写真を撮っていたので載せてみる。
妻の実家が東信地方のため、このあたりの山は制覇したいと思っている今日この頃。やはり盟主浅間山は外せない。早めに登っておきたい山だった。
当初はトレランスタイルでの速攻登山を狙っていたが、同行者と車も得て、時間に余裕のある登山となったので、それはそれでとても助かった。格好はトレランスタイルだったが…。
残雪が懸念事項だったが、今までの経験と地形から判断し、北側及び樹林帯の稜線以外はたいしたことないと予測。おおむね予想通りの積雪状態だった。
もし踏み抜きなどするような雪だったならば、非防水トレランシューズ&ゲイター無しなので即死である。絶対に真似してはいけない。
おわり
2019年5月17日
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これにより、山頂とほぼ同じ高度である前掛山まで行けるようになったので、早速行ってきた。
登山日程
ゴールデンウィーク(GW) 2019年5月4日(日帰り)メンバー
ジョア(僕)、友人G、友人G嫁登山口までのアプローチ
最初は単独登山を計画していたので、電車移動+バスを覚悟していたが、友人のG夫妻とパーティを組むことになった。そしてなんとも僥幸なことにG氏の新しく買ったクルマに乗せて貰えることになったのだ。公共交通だとバスの時間が遅い上に本数が少ないので不自由…。
ちなみにクルマで行くと天狗温泉浅間山荘(駐車料金500円)まで入れるが、道はオフロードで多少路面の凹凸もあるので買ったばかりのクルマで行くことはおすすめできない(笑)。
登山形態
日帰り(前夜泊無し)、ピストン登山ルート
地図アプリ「ジオグラフィカ」より。ログを取り始めるのが遅れたのでスタートの位置がおかしくなっている。
天狗温泉浅間山荘 07時30分発→08時03分 一の鳥居→08時22分 二の鳥居→08時58分 カモシカ平→09時09分 火山館→09時41分 前掛山・Jバンド分岐→10時47分 シェルター→11時01分 前掛山山頂→11時31分 昼休止 →13時45分 天狗温泉浅間山荘
水場情報
途中の沢水は赤く鉄分の入ったものと思われるので飲用には適していない。火山館で分けてもらえそうだが、基本的に下から担いだほうが無難。火山館より上は水場無し。残雪装備
みんな気になるゴールデンウィークの残雪状況だが、この火山館コースは南に向いているため、雪は少ない。とは言え、火山館から前掛山Jバンド分岐先の平坦な道では、場所によっては数十センチの雪が残っている。ただし、トレースがよく踏み固まっているため、踏み抜くことは稀であろう。ちなみに今年は残雪が多いシーズンだった。
僕はチェーンアイゼン(スパイク)、ストックで行ったが、ほぼ平坦な道だし慣れている人は無くても良いかも。
前掛山の本格的な登りが始まれば雪は無くなる。
おそらくだが黒斑山の稜線は樹林帯にもっと雪があると思われる。そこの通行は踏み抜きに十分注意。
ルート詳細(晴れときどき霰)
天狗温泉浅間山荘の駐車場にクルマをとめる。駐車料金は500円。天狗温泉の割引券を貰える。
この鳥居から登山スタート。トイレもバッチリあるのでここで済まそう。
単調な林道を歩き、トラバースしていくと一の鳥居がある。そしてさらに沢沿いを登る。
不動の滝。この滝は沢沿いを行くと見れる。上を巻くルートもある。冬に来たときは立派な氷瀑だったが、それと比べるとずいぶんショボい。
不動の滝から登りを頑張ると二の鳥居。二の鳥居は倒れていた。
上の山小屋である火山館が薪運びのボランティアをお願いしている…。
いっちょ運びますか…(手持ちはきつい)。
ゆるやかな登りがつづく。薪を持つ手がつらくなってくる。
カモシカ平ではよくカモシカが現れるそうだが、我々は見ることはなかった。
この硫黄臭い沢を跨ぐと火山館は近い。
薪を置く。小屋番の方に感謝を述べられた。薪を運ぶ際はザックに入れよう。手で持つ場合はグリップ感が良い薪をおすすめする。
トイレを済ませて火山館を後にする。
雪が多くなってきた。
トレースがついているので、よく踏み固められている。
Jバンドと前掛山の分岐。雪はこの辺が一番多い。軽アイゼンやチェーンスパイクを着けたほうが楽っちゃ楽。
冬に来たときはこの先でラッセルによるタイムアップとなってしまった。
やがて樹林が開けてきて浅間山が姿を現す。
途中から雪は消失。
ひたすら砂礫の斜面を登っていく。富士山を彷彿とさせる。
火口への分岐。火口は立ち入り禁止だ。
この先にシェルターがあり、さらにもう少し歩いた先が前掛山の山頂だ。
避難用シェルター。
奥の先っちょが山頂。富士山っぽさがすごい。
前掛山山頂(2524m)。奥に見えるのが一応浅間山山頂。高さは40mほどしか変わらない。
とても富士山っぽさがある。それもそのはず、富士山に祭られているのも富士浅間(せんげん)神社だ。
「アサマ」とは一説によると南方系の言語で「煙」とかを意味するらしく、熊本の阿蘇山(アソ)と同じ語源だそうだ。そしてアサマは浅間と当て字され、同じく火山の富士山には浅間大神が火山の神として祭られている。
登っているときからガス(雲)が山頂付近に湧いてきており、下山中に霰(あられ)が降り始めてしまった。
BB弾くらいの霰。晴れの予報だったが、大気の状態が不安定だったようだ。
火山館を過ぎると晴れてきた。大気が不安定なのは山だけのようだ。
あとは駐車場まで降りるだけ。
ちなみに上記写真の場所とほぼ同じ場所で12月末に写真を撮っていたので載せてみる。
総括
本当は登山解禁された去年の秋くらいには訪れたかった浅間山。しかし子供が生まれてそんな暇もなく機会を逃していたが、今回めでたく登ることが出来た。妻の実家が東信地方のため、このあたりの山は制覇したいと思っている今日この頃。やはり盟主浅間山は外せない。早めに登っておきたい山だった。
当初はトレランスタイルでの速攻登山を狙っていたが、同行者と車も得て、時間に余裕のある登山となったので、それはそれでとても助かった。格好はトレランスタイルだったが…。
残雪が懸念事項だったが、今までの経験と地形から判断し、北側及び樹林帯の稜線以外はたいしたことないと予測。おおむね予想通りの積雪状態だった。
もし踏み抜きなどするような雪だったならば、非防水トレランシューズ&ゲイター無しなので即死である。絶対に真似してはいけない。
今回使った主な装備
おわり
2019年5月17日
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