洗練されたデザイン、必要最低限に絞られた機能、軽量かつコンパクト…。スタイルPSは登山に最適なスペックを持ったミニマルなマルチツールだ。
ミニマルで登山用にちょうどいいマルチツール
とうとう買ってしまった…。
レザーマンと言えば「手の平サイズの工具箱」の名にふさわしいマルチツールの雄である。機能がたくさん詰まった大型モデルもあるが、僕が欲しかったのはこのコンパクトモデル「STYLE PS(スタイルPS)」だ。とても人気のあるモデルで前から欲しかったのだが、とうとう手に入れてしまった…。
このスタイルPSの特徴はナイフが無いところ。そのかわり、ハサミ、プライヤー等何かと山で便利な機能だけが詰まっている。実は多機能でゴツいやつより、登山ならこれくらいが最適だと思う。
サイズ感と重さ
サイズは手のひらサイズ。思ってたより軽くて小さい。これはいい。
プライヤーとワイヤーカッター
プライヤーを開いた状態。根本にはワイヤーカッターを備える。スプリング機構なので使いやすいし、展開するときのガチッとなるギミックがたまらない。
プライヤーの先端は細くなっているので細かい作業ができるのがありがたい。
山では缶詰の蓋が上手く開けられなかったときのリカバリーなどで、これがあると無いとでは全然違う。あとは熱いクッカーを掴んだり…。他にも人の指では力及ばない色んな作業をこなすことができる。
ハサミ
ハサミがあるとなかなか便利。実はナイフより全然活躍する。テント等のリペアテープ、ダクトテープを切ったりするのに重宝する。ナイフだと紙系のものを切るのには全く不向きなのでハサミの方が使える。
小さいながらもしっかりしたバネ式なのでちゃんと使える。
爪ヤスリとフラットプラスドライバー
爪ヤスリとフラットプラスドライバー。ヤスリは結構粗いので十分爪切りのかわりになるだろう。
爪ヤスリの先にはフラットプラスドライバーが付いている。見た目はマイナスドライバーだが、細かいつくりなのでプラスのネジ頭でも対応できるのだ。
でもプライヤーで根本に角度をつけてやったら、素手でも取り出せるようになった。本当、プライヤーは便利。
サイズは小さくてあまり力が入らなそうなので実用性は少し疑問だ。
登山用のツールとして…
スタイルPSはナイフがついてないので持ち歩いていても銃刀法に問われないのが良い。しかし軽犯罪法には引っかかるおそれはある。ナイフを持ち歩きたくない人にはいいだろう。ただし、ハサミは飛行機内持ち込み禁止なので空港で取り上げられないよう注意。手荷物で預けよう。
しかしこれは本当に登山に必要なのか?正直言うと、男のロマン、所有欲を満たすために買ってしまったというのが本心だ(笑)。まあカッコいいから仕方ない。安心の25年保証なので一生使っていくぞ…。
Amazonより
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