2020年1月11日に更新した「登山は中高年のものから、若者のものへと変わったのか?」という記事が長すぎるので全6回に分割し、一部編集しました。
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ヤマケイオンラインは高齢化しているのか
僕は若者登山者なのか?と問われたら、32歳の僕は「はい」と答えるにはちょっと躊躇してしまう。でもここで言う若者とは20歳から35歳くらいを定義したい。本当は40歳くらいまでも入れてもいいかもしれない。まあ今回のトピックス自体、統計的な話ではなく、僕の主観によるところが大きいのでその辺はあやふやにしておく。
先日、ヤマケイオンラインのこんなアンケートをTwitterで見かけた。
アンケート内容はサラリと読んだ程度だが、アンケートに答えた年齢層については、なるほど面白いなと思い、こんなツイートをした。
もちろん冗談半分でヤマケイオンラインユーザー層を揶揄したものではあるが、半分は結構本当なのではないか?とも思っている。すごい、66%が50歳以上。40歳以上も入れると9割超え。
— じょあ (@KSG2999) January 9, 2020
見よ!これが現実のアクティブ登山世代だ!
登山者の日帰り登山の飲料に関するアンケート調査 (1ページ) / Yamakei Online https://t.co/dIOD0vubU3
冗談を理解してもらえたか、そうでないかは別として、結構反響があったので、登山者の年齢層の実態についてブログに書いてみることにした。
YAMAPユーザーは若い?
今言ったヤマケイオンラインのユーザーの年齢層だが、皆さんが思う通り、僕も高めだと思っている。だからこのような結果になったのだろう。あと、メルマガなどに登録してアンケートに律儀に答えるのも、年齢層が高い人が行いそうである。若者の周りは情報が氾濫し過ぎてて、メルマガ登録しても読まないか、そもそも登録しない人も多いのではないだろうか。
また、YAMAPやヤマレコでアンケートをやれば違う結果になったのでは?という意見もあり、僕も全くそう思う。ヤマレコは全年齢幅広く使っているイメージだが、YAMAPはここ数年で急成長している。地図アプリがベースだが今やSNS機能も備えた山のポータルサイトとなっている。
登山メディアごとにユーザー年齢層が違う
そもそも、これらのサイトはそれぞれ利用者のターゲット年齢層が違うように思う。ヤマケイオンラインは歴史ある登山系出版社、山と溪谷社が母体となって運営しているので、その読者層がメインターゲットになるだろう。昔からある雑誌が母体であれば、読者もベテラン勢が増えてくるのも頷ける。
一方、ヤマレコやYAMAPは紙媒体ではなく、アプリやSNSと言った比較的若い層がよく使う媒体をベースとしている。これならネットでなんでも検索する若い世代も入り込みやすいし、逆にそういうビギナーを囲い込むこみたいのだろう。
これらを考えると、たとえヤマケイオンラインのアンケート回答者の中高年割合が高くても、現実は若者がもっといるだろうという予想は難くない。
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