2020年1月11日に更新した「登山は中高年のものから、若者のものへと変わったのか?」という記事が長すぎるので全6回に分割し、一部編集しました。

今回で最終回。
前回



ブーム後の「ポスト山ガール」

でも果たしてそれで若い登山者の比率は増えたんだろうか。2020年はどうなっていくのだろうか。

2015年も過ぎると山ガールブームも下火になり、今度は単独登山女子なんていう言葉が生まれたりした。これは『山と食欲と私』という漫画がベースだ。ここに描かれている主人公こそ、「ポスト山ガール」と言うべき存在。一過性に過ぎなかった山ガールブームではあったが、確実にに何割かの人をそのまま登山の沼に沈めている。もちろん去った人もいるが、残っているからこそYAMAP等の新しいサービスも生まれている。

ライフスタイルも引き続き同じ路線を進んでいると思う。アウトドアファッションはどんどん市民権を得て、人々の服の選び方も合理的かつ、オシャレなものを選ぶようになっている。作業服大手のワークマンがアウトドアアパレルに参入して大成功したのは記憶に新しい。



山で本当に若者が増えているのか?

完全に主観的な感想になるが、確実に若者のアウトドア市場は出来ているし、拡大していると思う。それは2006年頃と比べものにならないくらいだ。

でも絶対数的にはどうだろう。僕の印象ではこれからアラサー世代登山者数が50歳以上の中高年登山者数を上回ることはないだろう。なぜなら単純に人口比で高齢化がどんどん進んでいるからだ。これからも子育てがひと段落した中高年がどんどん登山を始めていくと思うし、いくら晩婚化、未婚率の上昇の世の中と言えども結婚して育児家庭となると登山からは一時離脱となる人は多いだろう。そうなると中高年が引き続き山を席巻するのは必然である。

それでも高尾山や陣馬山、雲取山など、東京近郊の山で若者は圧倒的に増えたと思う。それは実際に見ては思う。しかし、ピンポイントでの増加な気がしてならない。検索でポンと出てきたり、SNSや雑誌で紹介されるメジャーなピークには若者が多いが、ちょっと外れたピークや地方になると中高年の天国という感じがする。若い人がいても単独登山男子がいるかどうかだろう。



結局は高齢化に抗えない

話を整理すると、僕はヤマケイオンラインのアンケートの回答者年齢層はある程度リアルだと思っている。

もちろん現実は30歳代が1割なんて有り得ない。若者のアウトドア志向を持つようになったことや、枻出版社の仕掛けなどがあって、多くの若者が山へ向かうようになったのは確かなことだ。

だが元々の中高年登山ブームと、日本の人口の高齢化の影響の方が強く、若者の数がそれらを上回ることは無いと思う。総務省の推計では2060年には人口の4割が65歳以上の高齢者となるらしい。ただでさえ若者が少なくなっているなか、もともと中高年向きだった登山で高齢化が加速しないわけない。

長く書いてしまったが、僕の主観的な予想だと、若者は過去20年くらいで見ると増えている傾向にあるが、依然として登山者のなかで一番活発な世代は中高年、という結論だ。長々と書いた割になんだか当たり前のことを言っているだけな気がするw



おわり
2020年1月12日

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