厳冬の北アルプスの大パノラマを一望。信州は上田市北面に聳える古（いにしえ）の天然要塞を東から西へ全山縦走。
①概要編はこちら
③「東太郎山～和合城」はこちら
今回は写真と記録をひたすら。まずはスタートである砥石城登山口から東太郎山まで。
①概要編はこちら
③「東太郎山～和合城」はこちら
スタートから東太郎山まで
このパートを要約すると、シカさんはマジですげえ。
07時05分、砥石城登山口→07時34分、砥石城跡→07時51分、桝形城跡→08時14分、金剛寺分岐→09時05分、1053mピーク→10時08分、1201mピーク→10時25分、鞍部→11時00分、東太郎山
写真と記録（砥石城〜東太郎山）
砥石城登山口前の林道。
眼前にこれから行く東太郎山が聳える。
砥石城登山口。よく整備されている。
明るい登山道。軽いハイキングとして、とても良い。
砥石城の支城、米山城。
富士山が見える…らしい。
これから歩く東太郎山方面への稜線
米山城から一旦下り、また砥石城へと登り返す。
おそらく戦国の世の遺構と思われる階段。
大部分は戦国時代ではなく、平成の世に宝くじ助成事業で出来た道。
砥石城。展望が良く、広い。
富士山が見える…らしい。
上田市内方面。
砥石城の本城にへと向かう。道は少し悪くなるが、明瞭。
道標がところどころにある。
いにしえの城郭跡が現在の地形に残っている
戦国時代の石垣が残る。
本城跡。本丸的な場所らしい。
最高峰の桝形城へ。
桝形城跡。
桝形城跡からは真田方面に大パノラマが広がり、烏帽子岳、四阿山、根子岳を望むことができる。
金剛寺分岐へ。
急斜面があったりと、道はだんだん悪くなる。
西側の山は入山禁止のエリア。稜線上はセーフ。
金剛寺分岐（峠）の十字路。縦走路は真っ直ぐ。
ここから道はかなり不明瞭になる。
林業用のテープがたまに木に巻かれているが、ほとんど当てにならない。ほぼ道は消失。
尾根筋を行くのがセオリーだが、斜度がきつく、落ち葉が多いので一筋縄ではいかなかった。シカの獣道を辿りながら、時折直登し、尾根の上の平坦部を目指す。シカ先輩、あざす！
平坦なところは台風のせいか、倒木が多く、進みづらい。
なんとかたどり着いた1053mピーク。かなりきつかったが、山頂でお菓子の袋を見つけた。こんなところにも確実に人の痕跡はあるものだ。
道は無いが、尾根を忠実に辿る。枝が多く、難儀する。
ところどころにある獣の糞。クマだろうか…。
次の小ピークへの登り。
ここは明らかに人為的な石垣のようなものがあった。しかし、地図などには記録されていない。
なにやら祠的な。
またなだらかな尾根に乗ると人間の入った痕跡が。
これは目印だろうか。ここからまたトラバースをしつつ、登りとなる。
ここを登るんだが…。ひたすらシカの作った獣道をトラバースしつつ、直登を交えながら高度を稼ぐ。落ち葉は滑るし、獣道は細く歩くのは疲れる。
じょあ@KSG2999
怒涛の鹿道トラバース&直登を乗り越えて平穏な尾根に出たので休憩。 https://t.co/LIdFrL8LJW
2020/01/25 09:54:24
トゲのある藪には参る。ウェアがやられないように気をつけたが、それでも引っかかる。
また広い尾根に出る。同じ山歩きでも道があると無いとでは雲泥の差である。道があるから人は歩けるのだ。獣たちはすごい。
1201mのピークには祠があった。一体何年前のものだろうか…。
東太郎山が眼前に迫ってきた。
この1201mピークからの下りが核心部の一つで、尾根をそのまま西に行こうとしても、斜度が急なのと、藪と枝がすごくてとても降りられない。南側に比較的降りられる獣道があるのでそこを一旦降りる。そしてトラバース気味で鞍部に復帰するのがベストだろう。
トラバース。GPSを見ながら下りすぎないように。シカさんのトレースにお世話になりっぱなし。人間は野生では本当にダメだね…。
鞍部に復帰した。ここからは森林伐採の手が入っているようだ。テープマーキングが連続する。
伐採により開けた稜線。北に根子岳と四阿山が見える。
根子岳と四阿山。
妙高方面。
相変わらず道は不明瞭だが、開けているので気持ちがいい。
倒木を越えてテープを辿りつつ尾根を詰めると、ようやく東太郎山。ピークは狭いけど人はいなかった。少し休憩し、菓子パンを頬張った。
次回で完結「冬の上田北方三山縦走。写真と記録編その2」へつづく
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