昨年、あまり目立たなかったがまさに登山用靴下にピッタリというメリノウールソックスがワークマンから発売された。そしてそれが今年リニューアルして再び発売されるので発売に先駆けてレビュー!


※この記事はワークマン公認アンバサダーとして製品提供のみを受けた記事です。
※製品提供を受けた中で筆者が本当に山で使えると判断したものだけを厳選し取り上げています。



ワークマンのインサイド・メリノ・パイルソックスを他製品と比較レビュー

こちらが昨年2020年モデルのレビュー記事。


昨年モデルでも十分に登山用のスペックを感じたが、今回はのモデルはメリノウールが50%から60%となっている。使われているメリノウールはもちろんエクストラファインメリノ。

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お値段は780円。もうワークマンではこの値段が普通になりすぎてインパクトが薄くなっているが、激安である。登山ブランド品だと約3,000円相当だ。


IMG_2622商品名の正式名称はInside Merino Pile ソックス(インサイドメリノパイルソックス)。見た目はウールの登山用靴下と言っても遜色は全くない。

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左から登山用靴下として名高いS社、真ん中が2020年モデル。右が今回のモデル。この3足を比較してみよう。

表面、裏地の比較

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表面の比較。今回モデルの方がS社に近い。細いウールが毛羽立っている感じがあり、旧モデルと比較して化繊感が減ってウールが増えている感がある。

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裏返して比較。これが最も特徴的でインサイド・メリノの名前の通り、内側のパイルにウールを全部出す「裏出し」仕様。裏パイルはウール100%だ。これはS社と同様の仕様。


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S社との裏面比較。右がワークマン。流石にS社のほうが繊維の密度が高そうだが、作りはほぼ同じ。

重さの比較

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重さはそのままメリノウールの量にも比例する。片足ずつ計ってみた。まずはワークマン2021年モデルは46g。


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つづいて2020年モデルは50g。ウールが少ない分ポリエステルの重みだろうか。

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最後にS社。こちらはだいぶ下手っているので当てにならないが、ワークマンの2021年モデルに近い。


丈の長さ比較

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向かって左がワークマン2021年モデル、右がワークマン2020年モデル。21年モデルの方が長い。

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同じく左がワークマン21年モデル、右がS社。ワークマン長い。履き心地は特に変わらず。ワークマンのほうは登山用としても遜色は無い。

とても良い品だが唯一残念な点が…

総評として、この新しいワークマンの靴下は登山用としても十分使える。細かいつくりは登山ブランドには劣るとはいえ、メリノウールの靴下としては十分な出来。

しかも前年モデルにも増して登山用靴下に近い手作りとなり、夏から秋のトレッキングや、冬の低山ハイキングにおいて、ハイカットの防水透湿素材を用いた登山靴と併用することで十分使えるだろう。

しかし唯一残念なのが、発売が11月であることだ。この商品は一般的には秋冬商品扱いなので、夏山シーズン中には発売されていない。これは前年モデルも同様だった。これはあくまで一般ユースとして売り出しているワークマンの宿命なのかもしれない。

冬でも夏靴で行ける低山であれば十分使えるだろうし、来年の春夏に向けてストックとして買うのも手かもしれない。



おわり
2021年9月28日

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