登山者は花粉症を克服できるのか?どうすればいいのか?何が改善できて何を受け入れなければならないのか?※鼻水の描写が苦手な人は戻ってね。



トレラン春の陣

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先日3月20日、トレイルランで飯能の里山を走ったが、一言で言うと鼻水地獄だった。

朝6時半くらいからスタートして、前半の1時間くらいは症状もほとんどなく経過は良好だった。しかし、それ以降は鼻水が堰を切ったかのように溢れ続けてしまった。

なんとか飯能駅に着いた頃には、ポケットティッシュは2個半消費し、バキーズショーツの右ポケットはグジュグジュのテッシュでパンパンになっていた。まさに地獄。

そのあともどんどん垂れてくる鼻水。ストーンと垂れるので吸うことすらままならない。マスクをしてると、気を抜いたらマスクの内側がすぐ鼻水だらけになってしまう。

この地獄とどう向き合えばいいのか?

花粉症などの鼻炎についてわかっていることは自律神経が関係しているとのことだ。自律神経が交感神経優位だと鼻炎は抑えられる傾向にあるらしい。




逆に副交感神経優位だと花粉症などの鼻炎を発症しやすくなる。では交感神経と副交感神経はどう切り替わるのか?
二つの自律神経は身体の活動モードで、交感神経が「アクセル」、副交感神経が「ブレーキ」のモードと言えるらしい。




簡単に言えば、運動時は交感神経優位であり、休んでいるときは副交感神経優位である。

また朝は起床から活動へ切り替わる時間帯なので副交感神経から交感神経に切り替わるタイミングでもある。朝起きたときに鼻水やくしゃみが出やすいのはそのせいだ。




じゃあ今回の僕のように朝から登山をする場合はどうなんだろうか。今回の場合、朝はくしゃみ鼻水といった症状がなかった。家を出て山に入って1時間くらいまでずっとだ。

しかしその後は前述の通り鼻水の海に沈んでしまった。ここから何が言えるのか、仮説を考えてみた。

薬が効いている説

僕は毎日朝晩2回花粉症薬を飲んでいる。アレルビというAmazonで安いけどフェキソフェナジンが入っているちゃんとしたやつだ。




朝は前夜の分がまだ効いており、朝もしばらくは朝の分の薬が効いていた説。

山モードが交感神経優位にする説

交感神経は運動や緊張など、攻撃モードの自律神経だ。「山に行くぞ!」という適度な緊張感が交感神経を刺激している可能性はある。また、当然山ではまあまあの強度で運動をするので交感神経が高まる。そうなると花粉症の症状はさらに抑えられる。

この二つの説で山の途中まで花粉症が抑えられていた理由は説明できそうだ。しかし中盤から鼻水地獄になったのはなぜだろうか。

花粉が飛ぶ時間帯説

花粉がよく飛ぶ時間帯というのが、あるらしくて。

FullSizeRender引用: https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/morningattack/

つまり症状が出始めたタイミングが単純に、物理的な花粉飛散量が増加したタイミングと同じということだ。

里山、花粉多すぎ問題説

これが確信を突く仮説なのだが、日本の里山は鬼のように杉が植樹されている。これは関東の花粉の発生源であり、地獄の門のようなものだ。

つまり里山にこの時期入るということは、花粉のプールにドボンしているようなもの。交感神経とか薬とかの良い影響が、圧倒的花粉量という物理的パワーに完膚なきまでに負けた結果、浴びすぎた花粉に対して身体が悲鳴を上げたに過ぎない。

まあ、仮説を立てるまでもなく、誰でもわかることだw

では我々はどうすればいいのか?

「山に行くな」というのはナシだ。それは元も子もない。というか山に行かなくてもこの時期はツラいので、同じツラさなら山に行きたい。

我々の対策として、一つの真理が浮かび上がってきた。それは物理こそ正義ということ。物理的な花粉量は物理的にシャットアウトするしかない。

そうなるとマスクになるわけだが、マスクも全然完璧じゃ無いし、息苦しいので口まで覆いたくない。あと花粉症でマスクして山にいると、すごいコロナ気にしている人みたいに思われてしまい、対向者にすごい気を使われるというか、警戒されている空気を感じた。そんなことないのよ、僕も本当は野外ではノーマスクでいたいのだよ。花粉症なのだよ…。

物理的にシャットアウト

リーサルウェポンとして見出したのはこの鼻マスク。というか、鼻栓だなこれは。でもある意味理想的だ。


まだ試していないが、買う予定。今後の日常で試しつつ、次の山で使ってみたい。


おわり
2022年3月21日

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