ちょっとしたボランティアで複数の子ども(幼稚園児)と山に登ることになったので、子どもの集団登山で重要そうなファーストエイドキットについて考えてみた。



基本的には大人と同じ

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ベースとなるものは普段使っているファーストエイドキットだ。絆創膏にしてもマキロンにしても、子どもに限らず必要。しかし絆創膏は気持ち多めにしたほうがいいかもしれない。

蜂対策:ポイズンリムーバー

集団登山で怖いのは蜂やアブなどの虫刺され。アナフィラキシーを考えるならばエピペンを携行するのがベターだが、なかなか手に入れるのは難しい。

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ちなみによく言われるのがポイズンリムーバーによる毒の吸引だが、治療として効果があるというエビデンスは無く、アメリカの医学会などでも効果は否定されている。

なぜなら蜂などの毒は思っているより早く体内に入るので吸うのが大抵手遅れになるから。また、吸うことで皮膚組織を逆に破壊する恐れがあるかららしい。

瞬時に吸うなら推奨できるという見解もあるらしく、実際瞬時に吸えることもあるかもしれないので持っていくことに越したことはないかも。あとは気持ちの問題…。

蜂対策:抗ヒスタミン軟膏【フルコートf】

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それよりも対虫刺されで必携なのが抗ヒスタミン軟膏だ。

刺された場所に塗る薬として抗ヒスタミン成分のあるステロイド軟膏は色々市販されているが、僕が持っているのは【フルコートf】。これは子供でも使えるとされている。しかし皮膚の弱い乳幼児や幼児にはもっと低刺激の【コートf MD】が推奨されている。



医療ハンドブック

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大人なら大した処置をしなくてもいいかもしれないケースも子供にはちゃんと応急処置をしてあげたい。その場合はキチンとした知識に基づいて処置をしたい。そんなとき役立つのがこの本だ。

山の現場で使うことを想定しているのでわかりやすいし、携行性も良い。普段の読み物として知識を高めることもできる。

ファーストエイドキットに必要なものも書いてあるのでこれを参考にして自分で組み上げて行くといいだろう。




おわり
2023年10月19日

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