長野県東御市と群馬県嬬恋村の県境にある、湯ノ丸高原から湯ノ丸山に五歳息子と登ってきたのでその登山レポです。



湯ノ丸山は標高2,101mの山だが、登山口の地蔵峠の標高が約1,800mなので標高差は300mほど。慣れていれば子供の脚でも十分登れる。

とは言え、実際に登ってみるといくつか注意しないといけないこともあると思ったので気づいた事などをまとめてみた。

地蔵峠の駐車場(スキー場)からスタート

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地蔵峠は湯ノ丸スキー場となっており、駐車場は広い。もちろん無料。しかしこの日は「ツツジまつり」なるイベントが行われており、予想外に駐車場が混んでおり、登山口から道を挟んで少し離れた駐車場に停めた。


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途中のレンゲツツジ群生地に観光客が行くためのリフトも運行しているので適宜利用すれば体力的難易度は更に下げられる。

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僕らはリフトは使わずに登った。スキー場の斜面はなかなか急で、しかも日差しを遮る樹林がないためなかなか消耗する。


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スキー場を登り切ると平坦な道が続き、ツツジの群生地がある。

湯ノ丸山への登りは岩と石が多くて登くて本格的

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平坦な道を進み切ると、石が多くなり、本格的な登山道が始まる。普段の樹林帯と違い景色が広がっているので子供のテンションも高め。


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この登り、大きな石の段差が多いので小さい子供にはなかなかハード。また、浮石も結構あるので気をつける必要がある。


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両手も使い体全体で登らないといけない場所もあるので標高差以上に体力を消耗する。さながらクライミングのよう。

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ちなみに靴はVIVO BAREFOOT (ビボベアフットシューズ)です。路面が硬い石でもよく歩けました。

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登り始めからちょうど2時間で山頂に到着。広い山頂は360℃の展望があり、休憩しやすい。しかし風が吹くとすぐ冷えるので雨具を着せた。山頂で昼食を摂り、1時間ほど休憩。

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山頂で出会ったハンミョウの一種。

下山路は烏帽子岳鞍部経由で

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下りは行きとは違う烏帽子岳方面に下ってみた。ここも急な道ではあるが、人の往来が少なく、段差もいくらか行きの道よりマシな気がする。

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烏帽子岳を眺めながらゆっくり下りていく。

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下り始めて1時間ちょっとで、烏帽子岳との鞍部に出た。ここからは下り基調ではあるが、ほとんど平坦。このルートのメリットはスキー場の急な下りを回避できることだが、その分デメリットとして水平の移動距離が増えてしまう。

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ここからは本当にほとんど平坦な道なのだがいかんせん長いので、我が子はここで気力が無くなってしまった。

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とりあえず背負っていたザックを持ってやり、頑張ればかっぱ寿司に連れて行くことを約束し、士気を高める。

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なんとかキャンプ場近くの湿原まで到着。少し雲行きが怪しくなってきた。

湯ノ丸山より烏帽子の方が子供向けかも

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烏帽子岳鞍部から歩くこと1時間15分ほど。湯ノ丸キャンプ場に着いた。ここまで来ればあとは車道を少し歩けばすぐに地蔵峠に帰着する。

地蔵峠の車に戻る頃に少し雨がパラパラと降り出した。なんとか打たれずに済んで良かった。今回の湯ノ丸山は累積標高363mであり大人にとってはイージーな山ではあるが、子供にとっては急な登りと下りが大変なため、健脚向きであると言える。

結果、我が家の場合は合計タイムとしては5時間54分(内約1時間半休憩)という長丁場、歩行距離は5.14kmという結果になった。子供と登るのであればキャンプ場から烏帽子岳のほうが楽なのだろうと思った。烏帽子岳は遠足や林間学校でよく使われているからだ。今度行くなら烏帽子岳かな。




おわり
2024年6月24日

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