ベルクロが効かなくなってしまった

パーゴワークスのミニマルウォレット、トレイルバンクS。今でこそこの三つ折りのミニマル財布はありふれてきたが発売当時は一際小さくてよく考えられた画期的な財布だった。

このミニマル財布、いわゆるバリバリ財布である。いい歳したオッサンがバリバリ財布を使っているとキモーイ!バリバリ財布が許されるのは小学生までだよね!キャハハハハハハ!みたいな風潮がインターネットにはあったりなかったりするがそんなのは関係ない。便利なんだよ。あとバリバリっていうなベルクロって言え。

そんなベルクロ止めの財布には弱点がある。それはそのうちベルクロの「効き」が悪くなってきて止まらなくなってくるのだ。毛のほうがどうしてもほつれてくるので仕方ない。こうなるとベルクロの交換が必要になるがこれはなかなか大変。パーゴワークスではメーカー修理ができるが納期もかかるしまたベルクロがだめになる未来を思うとなかなかやろうとは思えない。

ならば自分で改造修理だ。そうだショックコード(ゴムのコード)を取り付けて巻いて開かないようにしよう。

用意するもの

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ご家庭によくある家庭用ミシン


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ご家庭でよく余っているショックコード直径2mm

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ベルクロを取るためのアレ。正式名称はシームリッパー。

これでベルクロのケバケバ部分(毳毳※これでケバケバと読むらしい!)を外す。くっつき虫側は財布の縁と一体で縫われている感じで下手に外すと財布を破壊しかねない恐怖で手を止めた。※毳毳の正しい意味は毛羽立っているではなく、肌とかケバい(死語?)と同義です。

そしてできた

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コードは縁の黒いところに適当に縫い付けた。分厚くて縫いにくいのに加えて、外れないようにと沢山縫った結果、縫い目がかなり汚くなってしまったので拡大写真は割愛する。どうせ目立たないし、コードは外れなければよいのだ。

さて改造の結果、バリバリ音から解放されて、お会計のたびに後ろの女子学生たちが囁く「あのオジサンバリバリ財布使ってる!バリバリ財布が許されるのは小学生までだよね」という幻聴からも解放されたのだった。

使い勝手としては、コードをくるっと回して閉じるのは手間だがケバケバ1枚なくなった分全厚が気持ちスリムになったのは良かった。でもちゃんと直したい人はパーゴワークス社までお問い合わせを。






おわり
2025年2月16日

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