人から「山登るときどんな格好をすればいいんですか?」と聞かれたときに答えるためにまとめました。

このまとめの見方

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参考になりそうなサイトを3つ+1つ挙げつつ、それがどんな内容なのか、どんなところが参考になり、参考にならないのか。どのように見て受け取ればよいのかを書きました。では行ってみよう。(2025.5.22時点での把握情報)

①YAMA HACK 【初心者向け】登山の服装はこれでOK!季節に合わせた選び方を解説


まずYAMA HACK(ヤマハック)。賛否両論というか、ピンキリの記事がひしめき合う登山系キュレーションサイトだが、この記事はバランスがいい。「登山 服装」で検索すると比較的上位に出てくる。

何がよいかというと、観光で行ける山(高尾山や六甲山)などは普段着でも登れると言ってくれているところ。もちろん普段着といっても歩き慣れたスニーカー、動きやすい服装、防寒着、雨具は持っていくことも書いてある。

全く初めての人が日帰りでいく程度の山ならこれでいいのよ。そして、「登山を続けよう!と思っている人は、徐々に揃えて」とある。そう、それでいいんだよ。

その後は「レイヤリング」とかの解説が続くけど、要は「重ね着して、温度調節しやすい格好にしてね」ということ。こだわりがなければワークマンやユニクロで似たような見た目のものを買えばいいと思う。

②山と溪谷オンライン 【1から学ぶ登山の服装】レイヤリングの仕組みとウェアの種類


山と溪谷オンラインは裾野が広く初心者から専門性の高い情報まで詳しく、そして偏りなく書いてある。登山の服装のみならず山のいろんな情報をフラットに入手するには大変おすすめのポータルサイト。ご存知登山の老舗専門雑誌「山と溪谷」を出版している山と溪谷社が母体のメディア。

そしてこの登山の服装の記事はレイヤリングについて正しく、そしてこのように非常に平易な言葉で書いてある。
たとえば、サッカー、野球、テニスなど、おそらく初心者の方でも、コットンのTシャツにジーパンで参加する人はいないはず。
こういう文言は私も初心者に登山の服の選び方を伝えるときによく使います。「レイヤリング」を特別なルールや原則であるかのように小難しく書いてあるウェブサイトもあるけど、実際は難しく考える必要はなく、ようは乾きやすい、動きやすい、脱ぎ着しやすい、雨風を防げるという簡単で選べば良い。それをまず書いてあるのがこの山と溪谷オンラインの記事です。

③mont-bell 登山装備ガイド基本編(モンベル)

ユニクロやワークマンじゃいやだ!登山専門のメーカーのウェアで揃えたい、買いたいけどどこで何を買えばいいのかわからない!という人にはこのサイトがおすすめ。
登山をやらなくてもモンベルの名前を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。登山ウェアを中心とした登山用品の総合メーカー「モンベル」。その装備ガイドのページです。ウェアのならず「持ち物」から「登山の基礎知識」まで書いてあるけど、「日帰り登山のおすすめウェア」を見てみよう。

「レイヤリング」について少し難しく書いてあるけど図があるからわかりやすい。そしてこのサイトが何が良いかと言うと、ウェアの選び方から、結局何を買えばいいのかというゴールまでトータルに網羅、完結しているところ。これを見てモンベルの直営店舗なりオンラインストアなりに行けば良い。モンベルのウェアで揃わぬものは無し。性能も良いし、ノースフェイスやパタゴニアよりリーズナブルなものも多い。

番外編 YAMAP

「登山 服装」で検索すると一番上に出て来たので載せておくが、初めて見るにはあまりお勧めしない。


なぜお勧めしないかというと、「レイヤリング」を絶対のルールみたいにいきなり書いてあるから。間違ったことが書いてあるわけではないけど全くの初心者が見たら「いきなり何?」ってなりそう。

ほかにも「サーマルレイヤー」とか「化繊とウールの混合素材」とかいう聞き慣れない単語が出てきて、初心者には違いがわからないし、「下着にも気を配れ」とか書いてあるし、「なんか登山の服装って難しそう」って感じがしませんか?おそらくYAMAPストアでは少しマニアックなウェアを取り扱っているのでそこに誘導する意図もあるんでしょう。

ところでYAMAPというのは登山地図アプリだ。地図の閲覧のみではなく、行動を記録しシェア、公開などしてユーザーが相互に交流できるSNS的な側面もあるアプリ。あまり歴史が古いコンテンツではないのでややトレンド感のある内容となっており、それゆえに老舗王道の山と溪谷、モンベルなどとは差別化されている。とりあえず大口を開いて情報提供に特化してるヤマハックとも毛色が異なるので、結果少し偏りがある書き方になっている気がする。

終わりに

いかがだったでしょうか。誤解のないように一応言っておくとAIで書いてないですよ。

今のご時世このようなサイトはググればいくらでも出てくるけどもありすぎてわからない。AIに聞けば違いを教えてくれるかもしれないけど、微妙な違い、一次情報未満の個人の感覚の部分などは果たしてAIにまとめられるのか?というところを意識してまとめてます。

でもこう言う記事を書くとそれをまたAIが参考にして学習しちゃうんだよなw


おわり
20250522

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