前置き:山おじさん、キャンプおじさんを目指すの巻き

どうも、キャンプ苦手おじさんです。
最近キャンプの二大要素はキャンプ飯とテント設営だと気付きました。キャンプ飯は料理苦手なので置いていおいて、テントはこだわらないとマジでキャンプへのモチベーションに影響すると気づき始めたのです。なにせ今まではエスパースのガチガチ山岳テントで行ってたもんだから最低限の居住スペースしかないわけで、家族からのブーイングもあり、僕自身もデザイン的にもキャンプ場で浮いてしまうのは嫌だなあと思っていました。それゆえにテントはあるけど積極的にキャンプに行こう!というモチベーションはあまり沸かなかったのです。そこで我が家で出たキャンプテント購入の話で、事態は変わります。
ひとたびテントを新調すべしとなると、カッコいいテントにしたい。そしてかっこいいテントを手に入れようものなら張りたくなるわけですからもっとキャンプに行きたくなるという循環が生まれるわけです。
まだ買っていないのにそんな感じになっている僕ですが、今まで山岳テントしか知らないので、キャンプテントは全て豪邸に見えてしまう。狭い空間での暮らしに慣れているので少しでも広ければあれも出来るこれも出来ると思えるし、逆にデカすぎるテントはオーバースペックだなという判断もできます。逆にキャンプ(テント)初心者だとキャンプテントの種類の多さでどのスペックのものを選べばいいのか判断基準がわからないという状態になりそう。
ファミリーテントを二つ厳選
そんな僕が3、4人のファミリーこのくらいがちょうどいい!というラインから二つのテントをピックアップしてみた。①寝る場所と前室のサイズ、②価格、③設営のしやすさ、④かっこよさの四つの基準から選んでます。耐風性とか素材とか重量は山岳テントを選ぶ基準なのでここでは無視。スノーピーク ランドネストドームM

画像出典:snow peak
ひとつは2023年4月に発売されたスノーピークのランドネストドーム。発売当初は51,700円だったが2025年4月より29,800円に大幅値下げとなったのがすごいところ。
スノーピークと言えば高級なキャンプブランドイメージがあったけれどこのくらいの価格帯が出たのは驚き。スノピと言えばアメニティドーム(アメド)だがあまりにもベストセラーすぎてフリマサイトに溢れているため、起死回生の新定番テントを作る必要があったのかもしれない。ランドネストはインナーテントにポールを入れる王道方式のアメドと違って、ドーム型の自立式シェルター内にインナーテントを吊るして設営するイマドキのタイプでデザインもシンプルでかっこいい。この最新のテントが2025年4月に値下げになっている。
この値下げの背景にはおそらくとあるメーカーのあるモデルの出現が少なからず影響しているのではないか?
ゼインアーツ クク1

画像出典:ゼインアーツ
そのとあるモデルというのがもう一つの候補、ゼインアーツのククシリーズ。クク1は2人から4人くらいまで対応のミドルサイズテント。ちなみにククは漢字で書くと「栩栩」と書くらしくて「生き生きしている様」という意味らしい!
地を這うオームのようなデザインが特徴。正直ランドネストと似ている。長さのバランスこそ違うけれど中央にAフレームを通し、その前後にフレームを通すという形はほぼ同じ。ただククのほうが1本お尻の方に余計にある。
こちらは2024年4月に発売され、2人〜4人用のクク1で価格が39,800と4万を切る。正直このデザイン性の良さで4万切りはすごいなと。この値段を受けてスノピのランドネストは値下げに踏み切ったのではないだろうかと邪推。
ゼインアーツは元スノーピークの人が立ち上げた長野県松本市の企業。スノーピークの内情も知りつつ、色々なテントの良いところを取り入れて芸術的でありながらファミリーにもリーズナブルなテントを作ったわけです。スノピも負けるわけにはいかないというところだろうか。めっちゃバチバチ。


インナーテントの床面積はほとんど変わらないかと思いますが高さがククのほうが5cm高くなっている。前室の大きさもほぼ変らないが、横幅はククのほうが大きいです。そしてなんといってもククは後ろにも小さいながらサブ前室があり、靴置き場や荷物置きスペースとして使えます。出番の少ない荷物はサブの前室に置くことで、メインの前室を目一杯リビングとして活用できそうです。

画像出典:ゼインアーツ
しかしクク1はこの開口部メッシュがないため虫の出入りが気になるときは使いにくい。後ろの小さな前室からも出入りは一応可能。そう考えるとクク1はランドネストドームの上位モデル、ランドネストシェルターに近い形をしているが、大きさはランドネストドームMと同等という感じ。その点でやはりクク1のほうが豪華な感じがしてしまう。

画像出典:snow peak
ランドネストドームMは前後の区別が無いというだけあってシンプルで出入り口は前後のみ。ククと見比べるとちょっと物足りないかなという気持ち。サイドに三角形のベンチレーション窓があるが人の出入りはできない。その分前室の側壁も巻き上げられるようになっており、大きく開口するのでタープと合わせた時に一体感が生まれやすい。地を這うオームのようなデザインが特徴。正直ランドネストと似ている。長さのバランスこそ違うけれど中央にAフレームを通し、その前後にフレームを通すという形はほぼ同じ。ただククのほうが1本お尻の方に余計にある。
こちらは2024年4月に発売され、2人〜4人用のクク1で価格が39,800と4万を切る。正直このデザイン性の良さで4万切りはすごいなと。この値段を受けてスノピのランドネストは値下げに踏み切ったのではないだろうかと邪推。
ゼインアーツは元スノーピークの人が立ち上げた長野県松本市の企業。スノーピークの内情も知りつつ、色々なテントの良いところを取り入れて芸術的でありながらファミリーにもリーズナブルなテントを作ったわけです。スノピも負けるわけにはいかないというところだろうか。めっちゃバチバチ。
ランドネストMとクク1を比較!
サイズ
めっちゃ迷うわけですが、ここで二つのテントを比較してみる。まずサイズ。ククのほうが少し大きめに出来ている。

インナーテントの床面積はほとんど変わらないかと思いますが高さがククのほうが5cm高くなっている。前室の大きさもほぼ変らないが、横幅はククのほうが大きいです。そしてなんといってもククは後ろにも小さいながらサブ前室があり、靴置き場や荷物置きスペースとして使えます。出番の少ない荷物はサブの前室に置くことで、メインの前室を目一杯リビングとして活用できそうです。
価格
価格は前述の通りでランドネストMが29,800円、クク1が39,800円とランドネストが1万円安い。どちらもスペックから見れば安いのだが、さらに安いランドネストの安さは魅力。その分グラウンドシート(フットプリント)やその他オプションを買う余裕が出てくる。設営のしやすさ
設営のしやすさでいうとおそらくランドネストに軍配が上がる。最初のエーフレームの建て方で言えば吊り上げ式を採用しているククがやりやすいかと思うが、ククはその分フレームが1本多い。あと厳しいなと思うのはククのペグダウン数。複雑な形をしているので14ヶ所のペグダウンに加えて張り綱が8本で8ヶ所ペグダウンです。それと比較するとランドネストは本体8ヶ所、張り綱が6ヶ所となっており負担が少ない。さらにランドネストの特長としてフライシートは前後の区別が無いという点がある。テント設営あるあるで、広げてみてもどっちが前かわからないというやつがあるが、ランドネストはどちらも同じように開口するのでその辺を気にせず設営できる。その辺がよく考えられていると思う。デザイン
最後にデザイン、構造だが、ククは両サイドもオープンしてアクセスできるようになっている。ここを開けるとかなりオープンエアな前室になり、気持ちが良さそう。
画像出典:ゼインアーツ
しかしクク1はこの開口部メッシュがないため虫の出入りが気になるときは使いにくい。後ろの小さな前室からも出入りは一応可能。そう考えるとクク1はランドネストドームの上位モデル、ランドネストシェルターに近い形をしているが、大きさはランドネストドームMと同等という感じ。その点でやはりクク1のほうが豪華な感じがしてしまう。

画像出典:snow peak
耐風性に関しては所詮はキャンプテントなのでさほど重視していないが、ククのほうがフレームが多く、強そうな気がするが多分あまり変わらない気がする。素材(耐水性)についても同じ。また、両者ともスカートが無いので冬場は寒いらしい。上位モデルのクク2、ランドネストシェルターにはスカートあり。
まとめ
サイズはクク1のほうが余裕があって使いやすそう。ランドネストドームはどうもフライとインナーテントの隙間がギリギリすぎる感じがする。価格はランドネストの安さが際立つ。安い分オプションを検討する余裕が出るのは嬉しい。
設営のしやすさでもランドネストが早くて楽そう。クク1も難しいほうではないが、ペグダウンの数の多さとフレームポールの多さで手間取りそう。ランドネストのフライシートに前後の区別が無いのもかなりメリットとして大きい。
デザインで言えばクク1はスノピの上位モデル、ランドネストシェルターに近いだけあって豪華さがある。その分クク1の価格のほうが上だがランドネスシェルターと比べたらはるかに安い。ランドネスシェルターほどの前室よ大きさはいらないけど、オープンエア感が欲しいという場合ならクク1だろう。
迷う!
追記

おわり
2025年5月29日
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