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Amazonでよく見るチタンマグに注ぎノズルを取って付けた構造のドリッパーケトルを買ってみたのでレビューしてみる。私が買ったのはLIXADAというブランド。ノズルを外せることによりコンパクトになるのでアウトドアで便利。

フルセット内容(謎のカップが付属)

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セット内容はこんな感じ。本体、蓋、注ぎノズル、注ぎ口を外した時のためのキャップ、謎のカップ。

重量:全て混みで127g
ケトル本体、ノズル、蓋だけだと94g
容量:すり切りで入れて400ml

収納サックは無い。蓋は取っ手が立つが穴がないのが残念。しかも蓋と本体の嵌合がけっこうキツい。そして謎のカップは何に使えばいいのかイマイチわからない。ここにドリッパーセットして注げばいいのかな?既に結構残念なところがある。


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スタッキングするとこんな感じ。どうしてもなかでノズルが暴れる。

ノズル部分について

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気になるノズル接続口はこんな感じ。内側にシリコンと思しきパッキンが付いているので水は漏れない。ノズル側はナットのように根本をクルクル回せば締まる構造。

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ネジが精密ではなく隙間もあくし、最初真っ直ぐ入らずに少しバリが出てしまったがパッキンまで到達すればなんとかそれでシールできている模様。これ個人的には直火によって悪影響が出そうだなと思っている。

ドリッパーとしての性能はめちゃ良い

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ドリッパーとしてはとても細くお湯をそそげるのでとても良い。ただかなり細いのでカップラーメンとかには向いてない。このノズルはグースネック(アヒルの首)と呼ぶらしい。

最も不満なところ

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最初から底面が少し膨張しておりフラットではなかった。よって水平な面の上でクルクル回る。底面にリブ加工もされていない。やはりここがダメだよ中華クオリティと言ったところか。


総合的には「良」よりの「可」の製品

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私は今のところ、直火では使用していない。単に外で使用する機会がまだ少ないというのもあるが、別で沸かしたお湯を一度ここに移すとコーヒーを淹れるのにちょうど良い湯温(90℃〜80℃)になるからだ。しかしそうなるとメモリが欲しいなぁと思う。あと直火にかけることの不安もある。シリコンパッキン部分や接続ネジ部分の熱による変形等が無いとも限らないからだ。

家で淹れるときはキッチンスケールで湯量を計っているがキャンプだと予めお湯を沸かす前に水量を計量しないといけない。ちなみに湯温管理には温度計固定のクリップが便利。

色々と残念なところがあるが私個人としては総合的にめちゃいいとまではいかないけどまあまあ使えるという評価。残念な点も多いが、やはりノズルを外せるという携行性の良さは他に代え難いものがある。山やキャンプでこだわりのコーヒーを淹れたいならこれはあると嬉しいケトルだ。