416871_332365890137091_1609044825_n
一人で山に行く人、行こうとしている人へ。
前回の記事「登山をハジメルということ。誰と登るか」にも書きましたが、一人で行くのは構わないと思いますし、僕も一人で山やフィールドを歩くのは楽しいです。でも一人にはリスクが付き物です。 


では単独登山にはどんなリスクがあるのか?

ここからは僕個人の経験であり、感じ方や捉え方には個人差があるであろうことを断っておきます。教科書的なことや確実なことは本や雑誌を読もう(笑)


一人で行くとなると荷物が重くなる。
食糧、テント、その他共有できる装備があるなら、ある程度の人数で分担して背負ったほうが荷物が軽く済みます。一人で行くとなると全部一人で背負わないといけないので、工夫をしつつ担げる体力が必要になります。体力を過信して実際体力不足だと荷物の重さでバテるリスクがあります。


②一人で行くと判断も全て一人
「ちょっと道に迷ったかも…」なんてときや、「天気悪くなってきたから引き返したほうがいいかな」とか「登山靴のソール(靴底)剥がれちゃった!登山続行できるかな?」など…登山続行の判断や、引き返す判断、どちらに行くべきかという判断が付き物なのが登山。

これらの判断を一人で冷静にこなさなければなりません。間違った判断をしてしまってあとで後悔しても、時すでに遅し…とならないようにしなくてはなりません!

「正しい判断が出来る人が一緒にいたらこんなことにはならなかった…」なんていう事態は単独行をしている以上、許されないのです…。


③一人なら知識や経験も人一倍
判断と被りますが、正しい判断には正しい知識と経験が要ります。判断ができない=わからない場合は止めるなど、慎重過ぎるくらい慎重になるべきです。


④一人はさびしい
精神的な話ですが、一人はさびしいです。テント泊のときなんて、最初は煩わしい人間関係から解放された喜びなんかもありますが、2泊目あたりからヒマです。スマホの電波も届かない場所であれば、ノートに記録を取ったり、本を読んだり、写真を撮るくらいしかすることがありません。一人で考え事をするならはかどりますが、3泊目くらいから下界に帰りたくなります。「山を思えば人恋し」というやつですね。

あと雪山とか、人があんまり入らない山(というか自分以外いない)なんかに行くと心細いですね。なんかもう世界で僕だけが取り残されて他の人類は皆滅亡してしまったんじゃないかと思います。それはそれで楽しいんですが、人に合うと嬉しくなります。


⑤モチベーションの問題
これも僕の個人的な話ですが、単独で行くときは出掛ける直前にめっちゃ行きたくなくなる。

準備までは良いんですが、なんか当日の朝起きるのが面倒くさかったり、とにかく行くのが面倒くさくなり、「どうせ一人だし、金かかるし、晴れないかもしれないし、行かなくても良いか~」ってなってしまいます。

でも昼くらいになって「うぉ~!やっぱ行けば良かった!!」ってなったりして悶々として休日を過ごす羽目になってしまいます。

誰かと約束して行くならドタキャンする訳にはいきませんし、面倒くさくてもとりあえず同行者と落ち合えば「しゃあねぇな、行くか~」という気持ちになります。

これは僕がインドアで怠け者なだけかもしれませんが、旅とかでも出掛ける直前に面倒くさくなるやつ、結構皆さんあるあるではないでしょうか?

さあ、こんなところでしょうか。



真面目に言うと一番重要なのは「判断のための知識・経験」


なのですが、それはまた後日触れたりするかもしれません。でも詳しい人に聞くか独学なら本を読むのが一番かもしれません…。でも単独行をすすめる本って雑誌以外にあるのかなぁ。