登山口へのアプローチ、マイカーか公共交通か。どちらがいいの?という人へ。
僕はマイカーを持っていない
自家用車を持っていないんです。だから公共交通利用登山のススメなんて書いちゃったんです。
一番はこれではないかと。車で行くとなると、朝早起きして運転、帰りも疲れているのに運転…。
公共交通なら入山口と下山口を別の場所に出来ます。すなわち、縦走ができるということです。登山の面白さのひとつに縦走があります。これが出来ないなんて勿体ない…。
マイカーなら自宅から山へ、山から自宅へ…。まるでどこでもドアです。便利だけと味気ない。旅情もクソもないですよね。
言わずもがな、公共交通利用者の特権です。
えー、ここまで公共交通利用登山を賛美しまくってマイカー登山をdisりまくってしまいましたが、正直言ってマイカーの良いところもたくさんあります。
結論:公共交通はいいぞ
かなり主観的な結論になりましたが、僕はやはり公共交通は良いと思います。
僕はマイカーを持っていない
自家用車を持っていないんです。だから公共交通利用登山のススメなんて書いちゃったんです。
でも公共交通利用にはたくさんのメリットがあると思ってます。レンタカーでも山に行くことがありますが、やはり公共交通は良いなあと思うことも多いのです。今回は公共交通の良さをピックアップします。
運転の疲労を気にしなくて良い!
一番はこれではないかと。車で行くとなると、朝早起きして運転、帰りも疲れているのに運転…。
渋滞なんて巻き込まれたらさらに疲れます。疲れて判断力が鈍ったり、居眠りしたりで事故ったら大変です。
まあ、複数人で行って交代してもらえれば良いですが、一人だときついですね~。
下山で足がガクガクになってるのにペダルを踏み続けたりするわけです。
かたや公共交通ですと、朝、電車では寝れます!帰りももちろんバスでぐっすりです。下山してから登山口から駅までのバスでの心地よい眠りといったらありませんね!
入山口と下山口を変更できる!
公共交通なら入山口と下山口を別の場所に出来ます。すなわち、縦走ができるということです。登山の面白さのひとつに縦走があります。これが出来ないなんて勿体ない…。
マイカーだといつもピストン登山(往復登山)です。登りも下りもいつも同じ…。縦走すれば下山時の景色も変わるし踏む頂の数も増えるのに…。ピストンだと復路は消化試合です。
マイカー利用でも、車2台で行って、あらかじめ下山口に1台停めて、それでまた入山口に行って、下山したら入山口まで車を回収しに行く…というのもありますが、正直面倒くさくないですか?やってる人たち尊敬します。
てか2台で行って当初の下山口に予定通り下山出来なかったらどうするんでしょう。考えただけでも面倒くさいですねー。
また、マイカーには一応こんなことも出来ます。タクシー会社さんなどで「登山口の車回送サービス」というものを利用するんです。運転代行みたいなやつですね。
南安タクシー(上高地~表銀座エリア)
まー、お金かかるみたいです。
しかもあらかじめ予約して「何日の何時ごろにどこどこに車を移送しておいてくれ」と頼むみたいですが、万が一そこに下山出来なかったらどうするのでしょうか。つらいですね!
計画的な登山が出来る
マイカーだと時間的制約が無い分、計画がルーズになりがちです。そうするとモチベーションの低下にも繋がりかねません。
時間にメリハリのある登山計画こそ、遂行したときの達成感があります!
地域にお金を落として地域経済に貢献できる
マイカーなら自宅から山へ、山から自宅へ…。まるでどこでもドアです。便利だけと味気ない。旅情もクソもないですよね。
寄るとしてもサービスエリア、しかも激混み…なんてことも。
公共交通なら「山旅」が楽しめます。電車の車窓からの風景、それを利用する地域の人々、駅や登山口までの風景、地元のお土産物屋さん、単に登山口へ一直線に行くのではなく、その過程には色々な出会いがあります。
そういったところに登山者がお金を落とせば地域が潤い、登山者への待遇もより良くなり、地域自治体は山を重要な環境資源として捉えるようになります。そうすれば巡り巡って山の環境保全にも繋がるのではないでしょうか。
お酒が飲める!
言わずもがな、公共交通利用者の特権です。
飲酒運転は犯罪ですからね。
公共交通を利用すれば、下山して温泉からあがってからの冷たいビールが飲めます。それだけ言えば十分でしょう。
地酒も良いですね~。
マイカー登山の良いところは
えー、ここまで公共交通利用登山を賛美しまくってマイカー登山をdisりまくってしまいましたが、正直言ってマイカーの良いところもたくさんあります。
例えば
- 早い時間に登山開始が出来る
- 公共交通が発達してない地域の山にも登れる
- 下山後、温泉に寄りやすい
- 着替えや山中で必要ないものは車のなかに置いておける
- 普段から車に山道具を積んでおけば思い立ったらすぐ山へ行ける
上記は僕が個人的にこんなときに車があったらなぁと思うシーンです。結構ありますね(笑)
1 の早い時間に行けるのはメリットですね。公共交通利用だと一泊だけどマイカーなら日帰り出来ちゃうなんていう山も結構あります。でも山に来たら一泊くらいした方がゆとりも持てるし、楽しいので問題ないです。
2 は正直マイカーしか無理ですね。でも林道歩いて半日アプローチとかすれば行けるところもあります…ので、歩きましょう。アプローチも楽しみましょう。
3~5は別にマイカーがあったらあったで楽だなあくらいですね。大体は気合いで何とかなります。こんなところをマイカーに頼るのは甘えですよ。
結論:公共交通はいいぞ
かなり主観的な結論になりましたが、僕はやはり公共交通は良いと思います。
なんやかんや言いましたが、僕は「山旅」というものを大事にしたいんです。
日当たりの良いバス停で、バスを待っている間に登山靴や雨具を干してみたり、駅で電車を待ってる間に、地ビールで一杯やってみたり。そういうゆとりある時間って僕にとってはとても楽しいし、大切にしたいと思ってます。
せっかく山頂や山小屋が登山者でごった返しているのに、地元の駅に登山者が少ないのはスゴく寂しいなあと思います。
山をやってる人からしたら有名な山が地元にあっても、地元の人ってそれを観光資源として生かしきれてないことが多い気がします。山の良いところだけ切り取るように登って帰るだけではダメなんです。我々登山者がもっと地域で存在感を出していかないといけない、と日々思うのです。そうすれば登山者の地位も向上し、登山者向けの施設の充実や、登山道の整備や環境保全にも繋がるはずです。
いつもマイカーで登ってますよーという方は、時間にゆとりができたらぜひ公共交通で登ってみてください。いつもの山が全く違って見えてくるはずですよ。
おわり
2018年2月1日
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