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長野県茅野市の八ヶ岳最高峰赤岳(あかだけ 標高2,899m 日本百名山)の残雪期の記録です。


登山日程

2017年3月11日(晴)~2017年3月12日(晴)

メンバー

単独

交通手段

公共交通(新宿から高速バス)

登山形態

前夜泊1泊 山中1泊 頂上ピストン

ルート

一日目:美濃戸口(10時25分発)~南沢~行者小屋(14時52分着)【幕営】
二日目:行者小屋(6時50分発)~地蔵尾根~赤岳山頂(8時43分着)~文三郎尾根~行者小屋(11時46分着)~南沢~美濃戸口(14時20分着)

装備

冬山装備一式(ピッケル、12本爪アイゼン)。わかん使用せず。

アプローチ詳細

3月10日金曜日、20時55分発、バスタ新宿発、中央高速バス(諏訪・岡谷行き)に乗り込みました。「中央道茅野」にて下車、茅野駅まで徒歩でアプローチして茅野駅にて駅寝(STB)
このとき、僕は昔の記憶で8時20分発のバスがあると思って前夜泊にしたのですが、冬の時期の運行がいつの間にか取りやめになっており、翌朝9時30分発のバスまで待つことになってしまったのです。登山口である美濃戸口に着いたのは10時20分くらいでした。
高速バスで行き駅寝までした意味…。

バスは特定日運行や季節に注意しましょう。

ルート詳細

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1日目:10時25分
美濃戸口のバス停から林道を歩き、美濃戸を目指します。ここの林道は四駆の自動車なら登ることができます。でも歩けば足慣らしにちょうど良いです。



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11時15分
美濃戸からは赤岳の雄姿が見えます。まるでサガルマータ。



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12時24分
南沢ルートを進みます。北沢より道は細いですが、人が少なく、行者小屋まで一直線で行けます。



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14時41分
色々遊びながら歩いたのと、久々のテント泊の重量でなかなかコースタイムが縮みません。
ここは行者小屋手前の赤岳ビュースポットです。



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14時53分
行者小屋のテント場に到着です。
奥に見えているのは左が赤岳、右が中岳です。行者小屋は冬でも水場が生きています。
小屋には管理人さんがいるので幕営料(1000円)を納めましょう。



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17時09分
日がだいぶ傾いてきました。
樹間から北アルプスの大キレットと槍穂高が見えているのがわかるでしょうか。



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17時18分
僕のテントの様子です。
テント:エスパース “マキシム-X 1~2人用”
ピッケル:グリべル(Grivel) “エアーテック エボリューション(Air Tech Evolution)”
クッカー:EPIgas “ATSチタンクッカーTYPE-3M”
スノーショベル:ブラックダイアモンド(Black Diamond)“ディプロイ3” 



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2日目:07時33分
7時前くらいにテント場を出て、地蔵尾根に取り付いております。鎖や階段は雪に埋まっております。ここは急ですので下山に使うより登りに使うべきです。



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07時53分
地蔵尾根を登りきるとお地蔵さまがいます。



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地蔵の頭からは赤岳と富士山がセットで良く見える絶景スポットです。



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08時43分
赤岳山頂です。



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09時15分
赤岳から文三郎尾根を下りますが、下からたくさんの登山者が上がってくるのでなかなか降りることができません。交代で順番に降ります。



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09時35分
文三郎尾根からは北アルプスが良く見渡せます。



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こちらは阿弥陀岳です。
今回はスルーして下山しました。

美濃戸口に下山すると、赤岳山荘にかの有名な栗城史多さんがトレーニングにいらしていました。
僕はというと、バスの時間の関係でバタバタしながら赤岳山荘で入浴をしておりました。

総括

八ヶ岳は冬でも営業している山小屋が多く、通年を通じて楽しめます。それでいて3月もまだまだ雪山を味わえるお得な山です。もともと晴天率の高い八ヶ岳ですが、3月に入ると冬型の日も少なくなり、移動性高気圧に覆われて晴れの日もさらに多くなります。
首都圏からも近く、思い立ったら行ける山なので、僕も一年に一回は雪のある八ヶ岳に行きたいと思っています。
ちなみに、長野県はスギ・ヒノキの林の割合の低いエリアでもありますので、花粉症の人でも行ける、花粉の少ない山です。

参考記事「登山の花粉症対策:花粉の少なそうな山を調べてみた。

今回は茅野駅からのバスの時間を見誤っていたり、帰りの高速バスが渋滞で遅れたりと公共交通のメリットはあまりなかったです。でも下山してビールが飲めるのは最高ですけどね。

やはり公共交通利用の場合、バスの時間はあらかじめ調べて余裕のある登山計画をしたいものです。










おわり

2018年3月14日



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