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アルコールストーブのゴトクを自作。其の二。」からのつづきです。今回は100円ショップの魚串を使った簡単なアルコールストーブ用のゴトク製作をレポートします。強度もあるし、折り畳めます。テキトーに作ったわりには、かなり良い出来だと思っています。



ネット(YouTube)で紹介されているゴトクを参考に製作


以前からアルコールストーブ用のゴトクは自作していましたが、今回は抜本的に作り方を変えました。以前はアルミ缶の土台に適当にハンガーの針金を差し込んでいましたので、強度面などで不安があったため、採用には至りませんでした。しかしこのたび最終型と言っても良いほどのゴトクの作成に成功しました。と言っても、結局先人の方のお知恵をいただいたわけですが…。



参考にさせていただい動画はこちら




100均で売られている魚串(ステンレス製の魚を刺して焼くための串)を使用しています。ほかにもこの方法で作成されているブログ等は散見されますが、こちらのYouTube動画が最も丁寧に作っているなと、僕は感じました。ご覧になっていただければわかると思います。
折り畳めるのと、高さ調整が出来るのが強みです。



用意する物も簡単、工程も簡単…しかしテクニックが必要


作り方としては、①魚串三本束ねて端の穴にボルトを通して留めて、②串を曲げてゴトクの形状にするだけなんですが…。

用意するもの

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魚串3本セット(100均で購入)
奇跡的に端に3㎜の穴が開いてます。



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直径3㎜のボルト、穴径3㎜の蝶ナット
(東急ハンズで購入)



以上です。なんて簡単なんでしょう。


しかし、一番難しいのは魚串を曲げる工程です。
僕の持っている工具は全て100均のペンチやプライヤーなので、その程度の工具じゃステンレスの串は上手に曲げられません。どうやらホームセンターで売っているようなちゃんとした工具が必要な様子。もちろん技量もあるかと思いますが。

だけど…僕はコストに抑えるために自作をしているので、ここで材料費がせっかく安い物でそろっているのに、工具にしこたまお金をかけていたら本末転倒です。じゃあ市販の製品買った方が早いんじゃないの?ってなってしまいます。ということで、なんとかして100均工具でやってみたいと思います。



教科書通りにはいかなかったけど、なんとか形にはなった


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正直、動画を見てマネしようと思いましたが、まあうまくいきません。曲げにくいのなんの、曲がるけど思うように曲がらない。鋭角で曲がらない。曲がる位置が定まらない。100均プライヤーが滑る滑る。やっぱり100均の工具は所詮100均ですよ。

最終的に手で曲げました。もちろんグローブはしましたよ。滑るし先端尖ってますし。

当然ですが、動画のUP主さんはとても器用です。というか、そういう人じゃないとこのような動画は作らないのだろうなーと思います。安易に素人が同じものを作れはしません。

グニグニ手で曲げながら、高さの加減や、水平の具合は全て感覚による手作業です。



というわけで完成しました。
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串の長さですが、既成の長さが290㎜なんで、最初は切ろうとしたんですが切れないのであきらめました。いざ作ると曲げたときのロスがあったりして、切らなくても大丈夫でした。むしろ長さギリギリでした。



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ストーブをはめ込むとこんな感じです。
しっかりハマるので安定感ありますし、ストーブの位置を上下に動かして鍋と炎の位置を調整できます。



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折り畳むとこんな感じです。これが綺麗じゃないんですね~。しかも展開するときにネジが緩むので、締め直さないといけません。テキトーに作るとこうなります。それでも薄くなるし問題は無いんですが。



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お気付きの方もいるかと思いますが、このままでは串の先が尖っているので、拷問器具か何かと思われてしまうので、先端をバチコンと落としました。
100均のニッパーではほんの先っちょしか切り落とせなかったのですが、何もしないよりかはマシでしょう。



ちなみに330mlのチタンマグをのせるとこんな感じ。
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形は結構イビツになってしまいましたが、機能と耐久性は合格なのでこれからはこいつをフィールドで使用していきたいと思います。















おわり

2018年5月14日



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